母は今、月~金まで施設のショートステイを利用し、金曜日からは自宅に戻り、月曜日まで滞在して…というパターンで生活しています。
私が孫の世話のために家を空けているからなのですが、この変則的な生活のせいでしょうか。
明け方、母に「せん妄」の現象がありました。
時間は朝4時20分でした。
母は、私の部屋に来て、怒り口調で「部屋が砂だらけよ!」と言います。
私「(眠い目をこすりこすり)どこが、砂だらけだって?」
母「こっちよ!私の部屋!」
私の部屋…と言いながら、なぜか台所に案内されます。
夢をみたのでしょう。
私「砂なんかないじゃん。」
母「・・・❓」
私「夢をみたのよ。こんなに朝早くから騒がないで。トイレして寝よ~💤」
以前「せん妄」が起きたことを記事にさせていただきました。
その時もショートステイの真っ只中でした。
「せん妄」の明確な原因は解明されていませんが、高齢者特有の「虚弱な状態」かの身体的、心理的は引き金因子が加わることで起こると考えられています。
「虚弱な状態」となる原因は「高齢であること」そして「脳の機能低下があること(まだ認知症になっていない軽度な低下も含む)」
そこに、急病などの身体的ストレス、薬品に含まれる成分への反応、身内や友人の不幸などの心理的なストレスが引き金因子となり、せん妄が発症します。
旅行先や入院先で起こりやすいのも、環境の変化による心理的ストレスが引き金となったと考えられます。
母の場合は施設でのショートスティですね。
母の性格では、私が説明すれば納得することが多いので、トイレを済ませてベッドに横になり、朝起きた時にはすっかり忘れていました。
「毎度おなじみ、お騒がせなおばあちゃんね~」
ハナさんが伸び~た姿を見て、楽しそうに声を出して笑う母なのでした。
残念ながら、「せん妄」に予防法や治療法として確立されたものはありません。
生活や環境の変化を少なくすることが予防になるとは思いますが、母のショートステイ利用はまだこれからも続きます。
多少の刺激だと思って、ショートスティ中止は視野にない私なのでした。罪悪感は1ミリもないよ(笑)