母がまだまだ元気で、一人でなんとか歩けていた頃。
私の留守中に何度か一人で外出しようと試みたことがありました。すべて未遂でしたが。
なので、徘徊予防に「見守りシール」の利用を始めました。
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「はいかい高齢者SOSネットワーク」に登録すると、「見守りシール」が送られてきて、それは何年かに1度「確認」のための連絡がきます。
今回、「見守りシール利用継続の確認」のようなお知らせが届きましたので、電話でも大丈夫でしたが、散歩がてら近所の「地域包括支援センター」に出向き、母が9月に亡くなったことを連絡しました。
母担当のケアマネさんは、他に所属していて、地域包括支援センターは何度か手続きのために訪れただけで、それほどスタッフさんに認知されていないと思いきや、母の名前を言うと、地域包括支援センターのケアマネさんは「そうだったんですか。」と母を覚えていてくださいました。
「どこで亡くなられたんですか?」と聞かれましたので、「自宅で娘や孫に見守られて。最期まで自宅介護することができました。」と言うと、びっくりされていました。「それはお幸せでしたね。」
コロナ禍以降、自宅で亡くなる人が以前より増えているようですが、それでもそんなに多くはないので、自宅介護から自宅で亡くなった母は、100人中100人の方に「幸せでしたね。」と言われます。
11月に放送になったNHKクローズアップ現代での放送も記憶に新しいですが、認知症やその疑いで行方不明になった人が10年で2倍、全国で延べ1万8700人余りと過去最高になっています。
母はここ数年は、歩くのもおぼつかず、徘徊の心配はなくなり、見守りシールが活躍することはありませんでした。
自治体によっては、まだ「はいかい高齢者SOSネットワーク」のような事業をやっていないところもあるかと思いますが、心配な方は、地域包括支援センターに問い合わせてみるのもいいかと思います。
見守りシールはまだまだ世間に認知されていません。
もしも街中で、困っているような高齢の方がいらしたら、持ち物にQRコードのシールが貼ってないか気をつけてみてください。
そのQRコードをスマホで読みこんで、センターに通話(無料)すると身元が確認できます。