平成30年の「住宅・土地統計調査」によると、日本中にある空き家の数は848万9000戸と、過去最多だったそうです。
その割合は、全国の住宅の13.6%を占めているといいます。
母が生まれ育った家は、明治22年に登記された建物でした。
その家は母の妹が独り暮らしをしていましたが、その叔母も晩年は入院し、そして亡くなり、数年にわたり「空き家」状態で、放置されていました。
その家が昨年取り壊されました。
母屋に両親と娘4人(母含む)、離れに祖父母が暮らしていたそうです。
明治大正昭和平成令和と、頑張ってくれた家。
でも今にも壊れそうで、近所の人にしたら、嫌だったろうな。
私は子供の頃、年に1回夏休みに遊びに行っていましたが、当時はかなり広く感じていました。
実際には64坪ほどだそうで、思っていたより小さかった。
母がしょっちゅう思い出を語るものですから、それをいつも聞かされている長女が「1度見に行ってみたい。」と言っていたのですが、残念ながらそれは叶わなかった。
取り壊される直前の写真を従姉が何枚も送ってくれました。
懐かしそうに母は眺めていましたよ。
でもわかってないので「これ、今誰が住んでるの?」と何度も聞いてきます😅
おじいちゃん、おあばあちゃん、4人も産み育ててくれたけど、全員娘で、結局名前を繋ぐことはできなかった。
そして家もなくなり、もちろん土地も売却。
母を連れていくことは無理だろうけど、いつか私も訪れてみよう。
老後に訪れてみたい土地がたくさんある。
さて、北海道の義実家も現在空き家。
どうなるのか。
築60年ほどですが、雪のある地方では家の耐久年数は短いと思う。