少し前に、こんまりさんが第3子の誕生で生活が一変し、家の整理整頓を後回しにするようになったとカミングアウトして話題になりました。
こんまりさんほどの片づけのプロでも、子育て中にあっては、片づけをちょっとあきらめる時期なのです。
図書館で、ゆるりまいさんの「なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば」を借りて読みました。
イラストレーターや漫画家として活躍されるゆるりまいさんは、自らを「捨て変態」と呼び、何もない部屋が好きな「がらーん部屋愛好家」です。
私は子育てする以前のゆるりまいさんの漫画を読んでいましたが、ゆるりまいさんの仙台のご実家は「汚家」だったそうで、お母様もおばあ様も掃除嫌いの片づけ下手だったそうです。
しかし2011年の東北大震災に遭遇し、今まで大事にとっておいた家具が凶器となって襲ってきたのをきっかけに、「捨て活」に協力的になってくれたお母様とおばあ様。
おばあ様は晩年「きれいな家は気持ちがいいね」と、物が少なくなった家に満足して穏やかに過ごし、その後亡くなられました。
結婚したゆるりまいさんは、おかあさまと同居していらっしゃいますが、家の中には最低限の物しかない究極のミニマリストです。
そんなミニマリストのゆるりまいさんの出産から赤ちゃん育てのエッセイ本「なんにもない部屋で赤ちゃんを育ててみれば」です。
当然ですが、子どもが生まれれば物は増えます。
ミニマリストのゆるりまいさんは、出産して退院するとまもなく、「あったら便利かもしれない」赤ちゃんグッズを次から次へと購入し、掃除好きでもあったのに「汚くなっていいじゃない、にんげんだもの」という考え方に変わります。
それでも、新生児時代が終わる頃には、「やはり掃除しなきゃ。」と思うのですが、身体も疲れているし、赤ちゃんも思うように寝てくれなくて時間もとれず、あれこれ試行錯誤して、結局「朝時間」に掃除をするようになります。
ゆるりまいさん、自宅ワーカーのため保育園入園も難しい中、出産後まもなく仕事も再開されています。
ますますのご活躍を期待します。
猫4匹と同居しているゆるりまいさん。
何もない広い空間でのびのび過ごす🐱猫さんたちが幸せそうでした。