母の食が細くなって、時には1日ほとんど食べない日もありました。
いったいどうしたら食べてくれるのか。
ディでお世話になっている施設からの連絡帳で「コーヒーゼリーは完食されました。」「オレンジジュースが甘くておいしいわと言ってくださいました。」などと記載があれば、コーヒーゼリーやオレンジジュースを慌てて買いに行ったりします。
おかげさまで、母の食のメニューにコーヒーゼリーとオレンジジュースが加わりましたよ。
「ほ~ら、これは名古屋のお菓子よ。」「おかあさん、ゴーフル好きだもんねぇ。」などと、モチベーションをあげるような言葉がけをしているのですが、母はなかなか食べてくれません。
昨日は「ほら!食べて!このまま食べないと入院だからね!」と脅して、テーブルにつかせました。
母「入院するもん。」とか言ってましたが、さすがに「入院」というキーワードに怯えたのか、私がスプーンで口までもっていったプリンや卵豆腐を食べてくれました。
オレンジジュースもたくさん飲んでくれました。
母が食時を嫌がるようになった理由のひとつに「人に食べさせてもらうのが嫌」というのがあります。
プライドが傷つくのでしょう。
しかし、箸はもちろん、スプーンで食べるのも上手にできないのです。
この話を同世代のジム友さんにしたら、「ウチの母もそうなの!」とおっしゃってました。
そのお母様も、ウチの母と同じように「お粥が嫌い」「カレーライスは食べない」と好き嫌いが多いそうです。
現在入院中なのですが、食事に困っているとのこと。
「困ったねぇ…」とジムのトイレの前で話し込んでしまいましたよ。
みんな、介護で途方に暮れている。
もう、普通の食事は無理です。
でもお粥は嫌いで食べてくれない。
騙し騙し、介護食を食べさせています。
水分は1日最低でも500㎖ は飲むようにと言われています。
オレンジジュースを飲むようになったおかげで、水分補給はなんとかできている。
暑い夏。
母よ、なんとか乗り切って97歳の誕生日を迎えようじゃないか。
今日は父の命日でしたね。