西園フミコさんのエッセイ漫画『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』を読みました。
前半は祖父母宅であるゴミ屋敷の片づけの話。
後半は祖父母の介護についての話でした。
その中で、認知症の薬を飲みだしたご祖母様が性格が攻撃的になったとありました。
私の母も認知症の進行止めのために、長く薬を飲んでいました。
母が認知症進行止めのために飲んでいたのは、ドネベジル塩酸塩OD錠でした。
ネットで調べるとドネペジルの副作用に「攻撃性」とあります。
母が夜中に「ごはん食べてない」と怒り出した時、「腹減ってんだよ!」と声を荒げたことがありました。
母は昔から「
母が「腹減ってんだよ!」と怒鳴っている姿は、別人のようでした。
もしかしたら、これも薬の副作用だったのかなぁ。
本当に薬の副作用だったのかはわかりませんが、母が怒った時、「これは認知症の薬の副作用ね。」と考えられれば、私ももっと冷静に対応できたかもしれないと、今さらながら反省するのです。
たびたび時々、母は憎らしいことを言ったり、怒鳴ったりしましたが、食欲激減して口数が少なくなった時は(母が亡くなる1年前)、「前みたいに怒鳴ったりしてくれないかなぁ。」とまで思ったものです。
少し元気になって母が怒った時は、長女が「おばあちゃんが怒った!👏(怒るほど元気になった)」と喜んだものでした(笑)
薬には副作用がある。
他には食欲不振の副作用など、それを思うと、認知症進行止めの薬も、95歳あたりでは「もういいかな。」と止めることをお医者様に提案してもよかったかなと反省しています。
実際、母(97歳)が亡くなる直前には、お医者様の方から「もう認知症の薬もやめましょう。」と言われました。
もっと早くやめてもよかったな。←ワタクシ素人の意見です。
母は毎晩薬を飲むのは習慣になっていましたから、嫌がることはありませんでしたが、亡くなる少し前から嚥下機能が衰えており、飲み込むのが大変になってきました。
そうなる前に、すべての薬をやめてもよかったのかもしれません。