ネットに何度もあがってきた『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』が気になって、Amazon でポチしました。
実家を片づけて、6年にわたり実母を自宅介護した私にとって、「ゴミ屋敷」「介護」というキーワードが他人事ではなかったからです。
目次
私の実家、片づけ
私が、実家であるこのマンションを片づけ始めたのは、7年前の夏。
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昭和の重いタンスは運ぶことができないので、処分をプロにお願いしましたが、3LDKの広さですから、その他の物は私ひとりで片づけることができました。
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プロに頼むと、タンス1つは5,000円の処分料金で、それが4つありました。
他の小さなタンスやカラーボックスなどは、自分で(妹にも協力してもらって)ゴミ置き場に運び、自治体の処分料金だけですみました。
主人の実家、片づけ
主人もまた自分の実家を片づけをしました。
北海道の義実家は、建て直しをするために必要に迫られて、主人が叔母や従姉妹たちに手伝ってもらいながら、片づけをしたのです。
亡き義母の着物や小物などを見て、主人が感傷に浸ろうとすると、「はい!これはゴミ!」と情け容赦なく従姉がゴミ袋にポイポイ入れたそうで(笑)
従姉は若い頃水泳選手で(木原光知子と一緒に泳いだことが自慢w)体育会系の性格、元教員のサバサバ系女子。
処分はプロに頼んだものの、片づけは自力でやりました。
『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』
エッセイ漫画『ゴミ屋敷住人の祖父母を介護した話』の作者西園フミコさんは、父方の祖父母の家を片づけ、また介護の手伝いをしました。
その御祖父母様の家というのは、普通の「モノが多い実家」「掃除ができてない実家」の域をはるかに超えていまして、完全なゴミ屋敷でした。
本の前半はゴミ屋敷の片づけについて。
後半は祖父母の介護について。
漫画ですし、わりと大きな絵なので、イッキに読めます。
西園フミコさんのお父様は「毒親」だったようでアテにならず、御祖父母様の家の片づけも介護も、孫である西園フミコさんとそのお母様(御祖父母様にとってはお嫁さん)ふたりで担ったそうです。
決して、西園さんは御祖父母様のことを好きだったわけではなく、また可愛がられた記憶もないのですが、それでも金銭的に援助してもらった過去があるので、片づけ&介護をお母様(70歳くらい?)とふたりで頑張ったのです。
金銭。
御祖父母様はすごくお金持ちだったわけではないのですが、それでもちょっとした貯えがあったので、片づけや介護において西園さんの金銭的負担はなかったようです。
これは大きなキーポイントだと思います。
西園さんのご祖父様は都内で自営業を営んでいた90代のこじらせじいさんで、一生懸命片づけをしてくださっているプロのスタッフさんを「ゴミ屋」と呼んでいました。
片づけ業者さんや遺品整理業者さん、最近はドラマ『星降る夜に』などで取り上げられていますが、今現代は社会的にもっと脚光を浴びてもよい職業だと思います。