年末からインフルエンザに羅漢し、どこへも行けず、その間ネット配信で映画をたくさん見ました。
その中から『おくりびと』と『お終活』をご紹介します。
目次
『おくりびと』
『おくりびと』は、母が亡くなった時にお世話になった納棺師さんのお仕事を目の前で見て、そういえば昔『おくりびと』という映画があったっけ…と、今さらながら視聴しました。
チェロ奏者だった主人公が、職を失い、遺体を棺に納める納棺師となり、多くの分かれと対峙する物語です。
若い方が見てもピンとこない映画かもしれません。
身内を亡くしたことのある方なら、「大変なお仕事だな」「良い仕事だな」と思えるかもしれません。
映画の中では納棺師の仕事を理解してない人が多く心ない言葉を投げつけるシーンがあるのですが、この映画はもう10年以上昔の作品。
今なら納棺師という職業を差別化するような人はいないのではないでしょうか。
山形の風景がよかった。
そしてチェロを弾く場面も素敵でした。
久石譲さんの音楽も心に浸みる。
『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』
ブログで紹介されているのを見て、興味もちました。すぐに視聴!
橋本功さんと高畑淳子さんの結婚50年のご夫婦は、もう安定の演技力でぴったり。
高度成長期を経験した高齢者夫婦の物語。私より一回り上かな。
私自身、母が亡くなった後、いろいろな事務処理に携わったので、この映画の「人生の終わりについて考える活動」、遺産相続やら遺品整理やら、自分の「終活」について考えることができました。
映画では夫は健康麻雀、妻は健康コーラスと趣味と仲間をそれぞれもっていて、理想的な老後だなと思いました。
健康コーラスでは「チューリップ」の歌が使われており、私世代には嬉しかった。
主人公はこの夫婦というよりは、葬儀社の新入社員。
その新入社員を指導するベテラン社員が松下由樹さん。
軽い気持ちで見れるけど、「老後の資金がありません」と同じく、いろいろ考えさせられる映画でした。
『お終活 再春!人生ラプソディ』として、5月には続編が公開されるようですね。
葬儀社に勤めてらっしゃる方は、土日関係なく、母が亡くなった時も夜遅い時間にも関わらずすぐに対応してくださいました。
納棺師、遺品整理士と同様、もっとクローズアップされてもよい職業だと思います。
遺品整理士という仕事、ドラマ『星降る夜に』の北村匠海さんがそうでしたね。