私が在宅で実母の介護をしていることを知っている、ジム友A子さんには、いつも励まされています。
私より、一回り年長のA子さん(たぶん)。
A子さん曰く。
「私の母はね、兄の娘である姪っ子が最期まで介護してくれたの。姪っ子が自分のおばあちゃんを介護していたのね。」
つまり。
ジム友A子さんのお母様は、ずっと兄一家と暮らしていました。
高齢になり、介護が必要になりました。
しかしA子さんは遠くで暮らしており、お母様宅へは片道数時間かかります。
そして一緒に暮らしているお兄様夫婦は、すでに70代。
で、そのお兄様夫婦の娘であるB子さんが、お母様(B子さんにとってはおばあちゃん)の介護を担っていたのです。
その介護は大変だったようで。
B子さんは夜中におばあちゃんに何度も起こされることがあったそうです。
ジム友A子さんは、B子さんから「手伝って。」と頼まれると、用事を放り出して、仕事を投げうって、片道数時間かけて手伝いに行きました。
そんなことが何度もありましたが、お母様は亡くなりました。
介護から解放されたB子さんですが、大変だった介護が忘れられないらしく、そして親族のことを恨んでいるらしく、そしておばあちゃんのことも恨んでいるらしく、遺品はすべて捨てたそうです。
遺品の中から「これはもらおうかな。」とA子さんが手にとると、B子さんは憎々し気に「趣味悪っ!」と言い放ちました。
そして、元気だった頃おばあちゃんが大切に手入れしていた花畑もB子さんは、情け容赦なく伐採したそうです。
おばあちゃんが亡くなって、何年もたちますが、今でもB子さんは親族に会うたびに「おばあちゃんの介護をしたのは私だから!」と恨み言を言うそうです。
誰もそれに反論できません。
事実だから。
親族で、介護を担っていらっしゃる方がいたら。
どうか、助けてあげてください。
言葉だけでなく。
行動で。
もしくは、お金で。