急に寒くなってきました。
寒さに強い私も今日は暖房をいれました。
母がいる南向きの部屋は暖かいのですが、私と長女と猫さんが過ごしている北西の部屋が寒いのですよ。
ネコ子ちゃん、寒いから暖房いれるね。
「今日のブログはアタチが主役かしら。」
93歳の母を2年前から自宅介護しています。
要介護2の母ですが、トイレの失敗はあるものの、身体的にはそれほど困ったことはありません。
ただ、この夏から秋にかけて、不機嫌なことが多くなり、私は「北海道帰れ!」と怒鳴られたこともあります。
これは認知が進んだのかもしれないなぁ・・・と諦めモードでした。
もともと北海道で一緒に暮らしていた猫さんをこのマンションに連れ込んできたのはこの春。
なんといっても母は大の猫嫌い。
最初は私の部屋だけで過ごしていたものの、だんだんと行動範囲が広くなり、ここ1か月くらいは、母のいる居間にもネコ子ちゃんはちょこちょことやってくるようになりました。
寒い部屋より、陽の当たる暖かな南向きの部屋が好きですからね。
「日向ぼっこしながらのお昼寝大好き❤」
「こっちの部屋に猫を入れさせないで😠」と言っていた母も次第に慣れてきて、「図々しいわね、座布団の上に座ってるわ。」「お行儀悪い格好ね。」と猫さんに話しかけるようになり、勝手にネコ子ちゃんの名前を「ハナコ」と命名までしてしまいました(笑)
で、最近。
母は、ネコ子ちゃんに向かって「ハナちゃん、こっちおいで。」と言ってみたり。いかないけどw
「いやよ、おばあちゃんはアタチのこと嫌いでしょ?」
ネコ子ちゃんに向かって、歌を歌ったり。
ネコ子ちゃんの可愛い仕草に「あはは」と声を出して笑ったり。
母の猫さんに対する様子が緩和されてきました。
ふと気がついた。
最近、母の機嫌は良くなった。
怒ることはほとんどない。
母が怒ることが少なくなったのは、今月から長女が同居しているので、その影響もあるかもしれない。
第三者の目があると、感情を抑制しようとする力が働くのでしょう。
でも仕事人間の長女は朝早くに出勤し、夜10時近くに帰宅するので、ほとんど家にいません。
母の情緒が安定してきたのは、猫さんのおかげかもしれない。
昼寝している長女に抱っこされてるネコ子ちゃん♥
これってアニマルセラピー?
アニマルセラピーとは
動物を使ったセラピー手法のこと。
医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法と動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする動物介在活動に分類される。
Wikipediaより引用
なんだか不思議です。
「私は犬派よ。猫は大嫌い。」と言いきっていた母が、その嫌いな猫を眺めて笑い、穏やかになる。
動物が人を癒す力というのは、理屈ではなく、ただただ純粋に優しい気持ちを引き出してくれる無限の可能性であると改めて感じる今日このごろです。