腐れはてている幕府に辟易している明智光秀。
細川藤孝につい声高になります。
こんなに物ハッキリ言うキャラだったっけ?
そうです、真面目すぎて、融通がきかなくて、物をずけずけ言っちゃうところがあるんです。斎藤道三にも朝倉義景にも。
木下藤吉郎に言われちゃいます。「公家衆にはお気をつけください。あのお方らは必ず寺やどこかの大名と繋がっている。油断すれば足をすくわれます。」
目次
『麒麟がくる』第29回「摂津晴門の計略」あらすじ
二条城建築を急がせる信長。奔走する光秀は摂津晴門の罠にはまり横領の罪をきせられてしまう。伊呂波太夫に塀の壊れた御所に案内され彼女の思いを聞く。そして二条城は約束にたがわず二か月余りで完成する。
たかが塀、されど塀
伊呂波太夫は先日から、御所の壊れた塀にこだわっていました。
そしてまた信長も壊れた塀について思いがあった。
「近頃、その塀が気になる。奇妙じゃの。」
信長がまた子供の頃の思い出話をします。よほど家族との関わりにトラウマがあるんでしょうかね。
信長と光秀がふたりで語るシーンが好きです。
この先の結果はわかっているけど、こういった時代を経ての結末なんだなと、胸が熱くなります。
近衞家とは
近衞という姓で、位の高さがわかりますね。
公家の五摂家のひとつです。
家名は平安京の近衛大路に由来します。
近衛前久
『麒麟がくる』で活躍(?)している近衞前久は第17代当主。
信長と親交があり、豊臣秀吉や徳川家康とも大きく関わってきます。
伊呂波太夫に「命乞いまでしとうはない」と言ってましたが、大丈夫、近衞前久は江戸時代初頭まで長生きします!
木下藤吉郎は「(近衞前久を)使えるかどうか見計ろうておるところで、ガッハッハ~。」と明るく言ってましたが、これから後多いに関わってきますから。
しかし織豊政権時代は覚えることがいろいろとあり、受験生の方は近衞前久までは勉強する余裕がないかもしれません。
大学受験で日本史をとる方は、近衞家では第29代当主近衞文麿を覚えておいてください。
近現代史で重要なところですから。
「文磨」じゃなくて「文麿」ね。漢字むずかしいから気をつけて。
受験生は私のブログなんて見てないか(;'∀')
近衞文麿
第29代当主
最後、第二次世界大戦開戦直前に、交渉がまとまらず、海軍はアメリカとの戦争に乗り気ではないし、陸軍がイケイケドンドンで、もう嫌になってしまい近衛文麿は「もう辞めさせてもらいます。陸軍大臣どうぞ。」と当時の陸軍大臣統制派のボス東条英機に丸投げして辞任しました。
近衞忠煇
現当主の近衛忠煇氏は、日本赤十字社社長(現名誉社長)。肥後細川家出身ですが母の実家である近衛家の養子になられました。
島原の乱のブログに続き、細川家が絡んできましたね。
姉川の戦いへ
最後、信長は浅井長政を紹介します。
そして光秀に「越前の朝倉義景についてそなたの話を聞いておきたい。」と言い残し、岐阜に戻っていくのです。
次の戦のために。
光秀は、二条城の立派な塀を見ながら何を考えていたのか。
来週は帰蝶が出る様子。
徳川家康も新ドラマ始まるから忙しいのかな~。出てこないな~。
姉川の戦いには参戦するよね?