今週のお題「もう一度見たいドラマ」ってことで。
古い話で申し訳ないですが、私世代でドンピシャだったのが、山田太一さん脚本の1983年ドラマ『ふぞろいの林檎たち』でした。
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ふぞろいの林檎たち
『ふぞろいの林檎たち』は20代前半の若者たちを描いたドラマ。
世の中がバブリーに走っている中、一流大学、派手な女子大生が脚光を浴びる中、普通に生きている若者たちの毎日です。
主要キャストの中井貴一さん、手塚理美さん、柳沢慎吾さん、高橋ひとみさんは、私と同じ年齢でした。
パートⅠの大学生編からパートⅣの30代まで、私の年齢と重ね合わせて彼らの成長を見るのが楽しみでした。
正直パートⅣは内容をほとんど覚えていいないのですが😅
オープニングの林檎を手でほうり投げている映像は、東京都中野区の横山設備工業の屋上で撮影されたそうです。
生き方を模索していた…というのは大袈裟ですが、自分と重ね合わせた姿をドラマの登場人物に投影して一緒に悩んだり考えたり、そして自分の未来はどうだろうと立ち止まったりする、そんなことってよくありませんか?
本を読んで共感するということもありますが、ドラマは身近なので単純な私はけっこう学ぶことが多いです。
「自分さがし」みたいなドラマ好きでした。
ゆとりですがなにか
うちの子供たちは、親がたいした環境を与えなかったせいか、自分の将来を決めるのに漫画やドラマが大きく影響しました。
3人の子供たちはどっぷり「ゆとり世代」です。
そんなゆとり世代を描いた2016年のドラマ「ゆとりですがなにか」はとてもおもしろかったです。
さすがクドカンさんの脚本。
ポンポンと出てくる掛け合いは見ていてスカッとしました。
今、話題の人である松坂桃李さんは、私はこのドラマの演技が1番好きでした。
他のキャストもみんなよかった。
主要キャストはもちろん、当時それほど売れっ子ではなかった吉岡里帆さんや北村匠海さん、そしてこのドラマをきっかけにファンになった大賀さん(現仲野大賀)。
大賀さんはHulu配信のスピンオフドラマ『山岸ですがなにか』でもめちゃめちゃ面白かったです。
hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com
ゆとり教育
1998年公示、2002年に実施されたのが、小渕恵三政権下で成立した「ゆとり教育」の学習指導要領でした。
その時の文部大臣が先日亡くなった元東大総長有馬朗人氏でした。
私の長女は当時小学校高学年でしたが、4月に持ち帰ってきた教科書を見て私はびっくりしました。
うすっぺら!ぺらっぺら!
そして中身はまるで絵本!
そして「ゆとり教育では円周率を3.14ではなく3と教える」という誤報が流れました。
こうしてゆとり教育の象徴が「円周率は3」と広まります。
真実は少数乗算の桁数制限などがゆとり教育における新しい学習指導要領の規定で変わったため、手計算では円周率を3として計算せざるを得ないという問題を大手塾やマスコミが取り上げ、独り歩きしたようです。
ゆとり教育は10年ももたずに消滅しました。
しかし1990年代生まれの私の3人の子供たちはどっぷりとその時代の教育に浸っておりました😅
あれはいったい何だったんでしょうね~
3人とも今立派に働いてるから、ま、いっか~。
子供たちが小学校低学年の頃は、まだ学校は完全週休2日制ではなくて、第2、第4土曜日のみがお休みでした。
まちがえてお休みの土曜日に学校行っちゃった同級生のこと、よく聞いたけどね~(笑)
ドラマ好きの私、他にもいろいろ好きなドラマはあるけど。
バブリーな頃のトレンディドラマなんて、どれもこれも似たような内容なのに、片っ端に見てたもんね。