NHK大河ドラマの第1作目は1963年4月~12月に放送された『花の生涯』
ペリー来航に揺れる江戸時代末期の日本で、開国を主張した人物です。
目次
彦根藩主井伊家
2017年大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主人公は井伊直虎。
舞台は戦国時代です。
直虎の後、井伊家を継いだのが井伊直政。
直虎に育てられた直政は、徳川家康の小姓として徳川家に仕えました。
これが功を成し、徳川家の重臣になっていき、井伊家繁栄の基礎ができあがります。
井伊家は江戸時代に何度も大老を出している名門です。
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安政の大獄
安政の大獄とは、大老井伊直弼が、幕府に批判的な勢力を一掃するためにおこなった大弾圧のことです。←これ、とっても大事ですから小学生の方も覚えてくださいね。
その対象は、将軍の跡取り問題で井伊らと対立関係にあった一橋派や、水戸藩を始めとする幕府に批判的な勢力です。
この弾圧で100人以上が処罰を受けました。
隠居などの処罰を受けた者のなかには、天皇の親族や大臣、前水戸藩主徳川斉昭、後に15代将軍となる徳川慶喜もいました。
また、慶喜を押した橋本左内や、長州藩の倒幕運動への道筋をつけた吉田松陰はこの時に斬首となっています。
大河ドラマ『西郷どん』も『花燃ゆ』もここらあたりのドラマ、私にしたら消化不良でした。とくに『西郷どん』は。私の個人的な感想です。
『青天を衝け』ではどのように描くか楽しみです。
桜田門外の変
桜田門外の変が起こったのは、安政7年3月3日=1860年3月24日。
161年前の今日です。
江戸城桜田門外で水戸藩からの脱藩者17名と薩摩藩士1名が彦根藩の行列を襲撃、大老井伊直弼を暗殺します。
襲撃により、直弼以外に8名が死亡し、5名が負傷します。
藩邸では水戸藩に仇討ちをかけるべきとの声もありましたが、家老の岡本半介が叱責し阻止されます。
桜田門外の変、その後
桜田門外の変からわずか7年と7か月後、慶応3(1867)年10月14日、徳川慶喜により大政奉還が成され、江戸城開城によって明治維新へと続くのです。
桜田門外の変は尊王攘夷志士を勢いづかせ、幕府の衰退を早めたことは否めないでしょう。
井伊直弼は暗殺されましたが、明治時代には伯爵となり井伊家を繋げていきました。
現在も井伊家は彦根で続いています。
大森美香さんの脚本では今までの認識とは異なる人物像で魅力的な井伊直弼が描かれているとのコメントもあり、とても楽しみです。