以前、二女が妊娠中だった頃、「電車で優先席の近くで立っていても、席を変わってもらったことほとんどない。」と言っていたことを記事にしました。
今日のお話はその続編です。
目次
妊娠後期の二女のお腹
二女の妊娠中、コロナ禍のため、私は二女と会うことがほとんどできませんでした。
妊娠後期になった頃、二女が「早産の危険性」と医師から宣告されたため、大慌てで二女の家に行きました。
数か月ぶりに会った二女に驚いたのは、パッと見ただけですぐに妊婦とはわからないような体型だったことです。
「そんなことないよ、ほら!」とお腹を見せてもらうと、確かにそれは臨月間近のお腹でした。
しかし、大きめのトップスでお腹を隠し、ウエストゴムのゆるめスパッツというコーデの二女は、とても妊娠後期女性には見えないのです。
今の妊婦さんは、みんなファッショナブルです。
私たちの頃のような「いかにも」といったマタニティドレスを着ていません。
マタニティマーク
私「以前、優先席でも席を代わってもらえない、って言ってたけど、誰もアンタを妊婦さんだと思ってなかったんじゃないの?」
だって、ちゃんとマタニティマークを鞄につけてたよ!
私「混んでる電車で、そんな小さなマーク、誰も気がつかないよ。」
そういえば、2回だけ席を代わってもらえたことがあったんだけど、その2回ともジャンパースカートスタイルだった…
電車で遭遇した妊婦さん
二女の家に行った帰り道、電車は混んでいました。
私はたまたまあいていたので優先席に腰かけていました。
妊婦さんが乗ってきた
そこへ妊婦さんらしき女性が乗ってきたのです。
でも、それほどお腹は出ていない。
妊婦さんじゃなかったら失礼だ!
私は若い頃、太っていたために何度も何度も妊婦にまちがえられました😓
目を凝らして、全身を見る。
おしゃれなファッションなのに、足元はスニーカーだ。
混んでいる電車ではあるけど、よ~くよ~く鞄を見てみるとマタニティマークがついていました。
席を譲る
彼女は、私から少し離れた位置に立っていらしたのですが、私はう~んと手を伸ばしてその方の鞄をちょんちょんとノックして、「どうぞ。」と一言だけ言い、席をあけました。
コロナ禍、服をさわったら嫌がられるかもしれないし、余計なおしゃべりも厳禁なので「どうぞ。」とだけ。
その妊婦さんは、すごくびっくりした顔をして、固まったまま何も言いません。
あれ、余計なお世話だったかな?…と思いきや、妊婦さんは無言で席に腰かけました。
あぁ、よかった。座ってもらえた。
御礼
その後、違う席があいたので、私はまた腰かけました。
妊婦さんは、いくつめかの駅で降りられたのですが、降りる時に私に会釈をされていきました。
その話をすると、二女は
きっと席を譲られたことがないから、すごくびっくりして、固まっちゃったんだと思うよ。気持ちわかるわ。
そして長女は
きっと座ってる時に、「御礼言わなかった、どうしよう」って気が気じゃなかったと思うよ。だから降りる時に会釈したんだね。
感想
席を譲るって、簡単なようで難しい。
代わるタイミングもあるし。
私は電車が動いている時は危ないかなと思い、駅で停車している時に譲りました。
全国のマタニティの皆さん。
おしゃれを楽しむのも大事なことですが、もしも身体がキツい中🚃電車通勤していらっしゃるのなら、一目で「マタニティ」とわかる服装をお勧めいたします。
コロナ禍、感染している妊婦さんの受け入れ病院が見つからず、自宅出産で赤ちゃんが亡くなってしまうというとても悲しいニュースがありました。
赤ちゃんのご冥福をお祈りするとともに、どうかご家族が自分を責めることのないようにと願わずにはいられません。