NHK朝ドラ「らんまん」の時代は明治。
中村蒼さん演じる広瀬佑一郎のモデルは池野成一郎ではないかという意見もネットでありましたが。
高知県佐川町出身であること、札幌農学校(現北海道大学)で土木を学んだこと、工部省で東京高崎間の鉄道に関わる仕事をしていたこと、アメリカへの留学…などからして、広瀬佑一郎のモデルは、廣井勇でしょう。
ドラマの広瀬佑一郎という名前は、池野成一郎と廣(広)井勇を足したのかな?
広瀬佑一郎が、開拓時代の北海道の土木の現場について語ります。
札幌農学校を卒業後、官費生であったこともあり開拓使御用掛に奉職し、官営幌内鉄道の建設に従事していますので、その頃の話しでしょう。
「冷たく硬い土を運ぶ。皮膚が剥がれてただれる。逃げようとして鞭で打たれる人もいた。」と。
本州から渡っていった開拓民のおかげで、北海道という土地が街になっていきます。
北海道の冬は厳しい。
明治時代から大正時代。
子どもたちは雪の中を藁で編んだ靴で何キロも離れた学校に通います。
家には大きな薪ストーブ。
北海道では冬になると食糧がみんな凍ってしまうので、物置の土間に2m四方くらいの穴を掘って、じゃがいも、玉ねぎ、ごぼう、大根、キャベツなどを入れ、その上に藁や筵をかけて蓋をして、冬の間貯蔵します。
当時の北海道はお米がとれなくて、内地(本州)からお米を買います。
農家では自家用に鶏を飼っていて、鶏肉や卵を食べます。
そういった材料をストーブの上で煮炊きするのです。
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