深夜ドラマ「ウソ婚」を見ています。
原作は少女漫画です。
主人公の2人(菊池風磨氏と長濱ねる氏演)は石川県出身の幼なじみという設定。
少女漫画にありがちな物語ですが、菊池風磨さんのツンデレと長濱ねるさんの自然体の可愛らしさが魅力でドラマは面白いです。
トリンドル玲奈さんがぴったりのハマリ役です。
ドラマの中で「めった汁」が出てきました。
石川県出身のふたりの懐かしい味だとかで。
「めった汁」とは、さつまいもや大根、人参といった根菜類を使った具だくさんの豚汁のことです。
従来の豚汁と異なるのは、じゃがいもではなくさつまいもを使う点にあります。
とはいえ、使う根菜に厳しい決まりはないため、石川県全域の家庭で気軽に食べられています。
ユニークな名の由来は「やたらめったら具を入れる」「やたらめったら具を切る」など、諸説伝わっています。
たくさんの具を使うのは、農家が大量にとれた野菜を処理するためにはじめたともいわれています。
石川県を代表する文豪・徳田秋声が明治44(1894)年に発表した出世柵「
黴 」では、主人公と友人たちが、「めった汁」をこしらえて食べるシーンが書かれています。農林水産省の「うちの郷土料理」より引用
「めった汁」美味しそうね。
私は幼少の頃から長く石川県の金沢市で暮らしましたが、「めった汁」知りませんでした。
なぜ?
母が金沢市出身ではなかったから?
説明を見ると、「めった汁」はさつまいもを入れた豚汁ということらしいです。
え?私は豚汁にはいつもさつまいもを入れていますよ?では、私は無意識に「めった汁」を作っていたということですかね?
母はあまり豚汁を作ってくれませんでした。
具材の少ないみそ汁が我が家のメインだったようです。
私は豚汁大好きですから、よく作ります。
みそ汁にさつまいもを入れるようになったのは結婚してから料理の本で知り、美味しくてちょくちょく作ります。
で、友人から教わり、豚汁にもさつまいもを入れるようになりました。
さつまいもをみそ汁に入れる時は、いつもさいの目切りにしますが、「めった汁」ではさつまいもを主役にしたくて、大きめに切ってみました。
真夏に作った豚汁…ではなく、めった汁。
美味しかったです。
長女が「美味しい。」と何杯もおかわりして、「これ全部平らげていい?」とお鍋を空っぽにしていましたよ(笑)
先月に出産した長女は「ちょっと眠りたい。」と言ってちょくちょく我が家に来ます。
私が赤ちゃんを抱いている間に長女は数時間眠りこけるのです。
ついでに作り置きしておいた野菜系のおかずをたくさん食べて栄養補給していくのです。