暮らしと勉強、猫と一緒に~Bettyのブログ

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世界一清潔な空港の清掃人

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ネットで新津春子さんの記事を見ました。

以前から名前を存じ上げていましたが、彼女が2015年にテレビ出演されたNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」は見ていませんでした。

NHKオンデマンドで視聴してみました。

 

 

 

目次

 

世界一清潔な空港の清掃人

新津春子さんは、羽田空港の清掃を担う清掃会社の社員です。

羽田空港は「世界で最も清潔な空港」として2016年から2023年まで連続1位に輝いています。

それは清掃されている方々の努力の賜物です。

新津春子さんはその1人です。

10代の頃にアルバイトで清掃の仕事を始め、現在は環境マイスターとして空港清掃の実技指導者として、時には講演などをされたりと、多忙の日々を送っていらっしゃいます。

 

清掃人という職人

彼女の仕事はまさに「職人技」です。

  • 何十種類もの洗剤を駆使してどんな汚れも素早く落とす
  • 小さな排水溝も専用ブラシで完璧なまでに清掃する
  • わずかなほこりを遠くからでも見つけ、徹底的に清掃する。

そして、彼女は「掃除が好き」なのです。

汚れを見つけると笑顔になり、その汚れを落とします。

 

中国残留孤児

新津春子さんは、1970年中国瀋陽で生まれました。

そして17歳の時に家族で来日。

なぜなら、彼女の父親は中国残留孤児だったのです。

17歳の時の新津さんは、日本語を全く話せませんでした。

今も日本語のイントネーションは完璧ではありません。

中国にいた頃は「日本人のくせに」といじめられ、来日してからは「中国人だ」といじめられました。

生活も苦しく、高校生の頃に清掃のアルバイトを始めたのです。

それから彼女は清掃人としての道を歩き出します。

現在の会社には期間限定のアルバイトとして採用されます。

その後準社員になったものの、正社員になったのはその数年後ビルクリーニング技能競技会の全国大会で優勝してからです。

 

仕事の優劣

すぐそばにゴミ箱があるのに、清掃人の目の前にゴミを捨てる人。清掃の仕事は尊敬するに値しないと思ってる人。(新津春子さんの著書より抜粋)

新津春子さんはそんな社会の価値観を変えていきたいと言います。

掃除や設備の管理などは結局のところ、現場スタッフの意識が大切なのではないでしょうか。

新津さんのように「清掃の仕事が好きです」と断言し、「おもてなしの心」で優しく空港を清掃するスタッフさんがいらっしゃるこその8年連続で「清潔な空港」に選ばれるのです。

清掃の人や、その清掃を担っているのがアルバイトさんやパートさんだったり、そういった方々を「下」にみるという傾向は絶対にあってはならないと思います。

新津さんは「よりよい清掃」を目指すために常に勉強されています。

 

 
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新津さんは何冊も本を出してらっしゃいます。

私も2冊購入しました。

お掃除のノウハウを参考にさせていただいています。