NHK朝ドラ『虎に翼』 - 暮らしと勉強、猫と一緒に～Bettyのブログ

今日から新しいNHK朝ドラが始まります。

『虎に翼』

伊藤沙莉さんや仲野太賀さん、ナレーションは尾野真千子さん、私の好きな役者さんが出演されるので、とても楽しみです。

先週最終回を迎えた『ブギウギ』は歌手笠置シヅ子さんの半生の物語でした。

「東京ブギウギ」など、亡き母は笠置シヅ子さんの曲が好きでした。

ドラマが始まったらそういった曲が流れて、母が楽しむだろうと思っていたのですが、残念ながらドラマが始まる半月前に母は亡くなってしまいました。

主演の趣里さんのダンスは素晴らしく（バレエ留学の経験もあるそうです）また歌もかなり練習されたとのことで、舞台の場面は圧倒されました。

それだけに舞台の場面が多く流れ、私としては物語がちょっと物足りなかったです。

できれば「家族そろって歌合戦」の審査員やってる笠置シヅ子さんの優しいおばちゃん笑顔も見たかったな。

私世代は、歌手としての笠置シヅ子さんは知らなくて、日曜昼に放送されていた「家族そろって歌合戦」の審査員席に座っている笠置シヅ子さんが記憶に残っているのではないでしょうか。

いつも優しいコメントだったよね。子供の出演チームに点数が甘くて。

今日から始まるのは『虎に翼』

タイトルの『虎に翼』は、中国の書物「韓非子（かんびし）」の言葉、「鬼に金棒」と同じく、強いうえにさらに強さが加わるという意味です。

主人公が法律という翼を得て強くなるという、昭和の初めに女性弁護士、のちに裁判官として活躍する女性法律家の先駆者の物語です。

女性弁護士の朝ドラで思い出すのは、松嶋菜々子さん主演の『ひまわり』でしょうか。

私が思い出すのは、ポーラテレビ小説の『ひまわりの道』です。

視聴したのは小学生の頃ですが、とても好きでした。

当時はビデオなんてなくて、毎週土曜日と夏休みなどの長期休みしか観れなかったのだけど。

伊藤沙莉さん、朝ドラ『ひよっこ』でファンになりました。

長女や二女は「女王の教室」や「小公女セーラ」などの子役時代から知っていましたね。

以前、プライベートで仲が良いという松岡茉優さんとのトークで、「こちとらセンターじゃないから。」と自虐的に脇役専門であることを語っていた伊藤沙莉さん。

今では立派なセンターじゃないですか。

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『虎に翼』、物語のモデルとなった三淵嘉子さんは大正３（１９１４）年１１月１３日生まれ。

女性には参政権がなく弁護士になる資格もなかった時代です。

昭和４（１９２９）年に、女性のための法律の学校が誕生します。明治大学です。

『虎に翼』では、明治大学法学部の井上一博教授が法律考証を担当されます。

三淵嘉子さんは高等女学校を卒業後、女子部に入学します。

そして、昭和１３（１９３８）年、三淵さんは司法科試験に合格し、初の女性弁護士となります。その時は女性は裁判官や検事にはなれませんでした。

しかし、戦後は日本国憲法ができ、男女平等という風潮になり、三淵さんは昭和２４（１９４９）年裁判官（東京地方裁判所）となり、昭和２７（１９５２）年に女性初の判事（名古屋地方裁判所判事）となります。

また、昭和４７（１９７２）年には、女性初の裁判所所長（新潟家庭裁判所所長）になるのです。

女性法律家の先駆者です。

現在では、女性法曹の割合は裁判官は２１.７％、検察官は２６.４％、弁護士は１９.６％で、司法試験合格者の女性の割合は２７.７３％です。

『虎に翼』も楽しみですが、NHKBSの朝ドラアンコールの『オードリー』も楽しみです。