暮らしと勉強、猫と一緒に~Bettyのブログ

実家の母を介護するために北海道から引っ越してきました。その介護も終わり、片づけと大学通信教育部の勉強と猫と。そんな雑記ブログです。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

『黄金の日日』の石川五右衛門

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私は日曜日朝のBSプレミアム大河ドラマアンコール放送の『黄金の日日』をとても楽しみにしています。

リアルで観ていた私は女子高生。

ビデオ録画もなかった時代に、私は1話も逃すことなくすべて視聴しました。

 

目次

 

第46話「五右衛門刑死」

リアルで視聴してから、40年数年。

石川五右衛門が亡くなるこの回は今でもはっきり覚えています。

五右衛門は主人公助左衛門のために、秀吉を襲うという設定。

助左衛門には本心を隠しているために「別れの盃をかわしてくれぬか?」という五右衛門の頼みを助左衛門は断わるのです。

 

根津甚八

オープニングでは、いつも曲のサビ部分は石田三成役の近藤正臣さんの名前がクレジットされるのですが、この回は石川五右衛門役の根津甚八さんなんです。

えぇ、第46話は石川五右衛門が確かに主人公でしたよ。

 

大河ドラマでは『秀吉』で赤井英和さんが石川五右衛門役でしたが(秀吉と幼なじみという設定でした)、私は『秀吉』は視聴していなかったので。

1996年は、私は子育て真っ盛りでテレビ視聴がほとんどできていませんでした💦

私にとって、石川五右衛門といえば根津甚八さんです。

 

第46話の名台詞その1

五右衛門「寝所へは一人がたどり着けばいい。たどり着いた者が太閤の息の根をとめる。行くぞ。百足、蛇千代、竜門、梅鬼。」

息をのみ「地獄で会おうぜ。」

 

この場面は衝撃でした。

40数年前、放送した次の日に、JKだった私は友人たちと円陣を組み、この台詞を言いながらひとりずつ手を出して盛り上がったのです。

昭和の女子高生は大河ドラマも時代劇も好きだった(笑)

 

第46話の名台詞その2

捕らえられて、五右衛門役の根津甚八さんの独り芝居の場面です。

「手前、そもそもは石川五右衛門とて、滋賀の片里に住みなしおる者でございます。幼き頃より無用の武芸をたしなみ、闇みの夜のちまたに出でて、往来の人を脅かし、あとは欲心起こりて勢田の橋に出でて水を飲み、盗跖長範とうせきちょうはんに勝り、国に盗人の司となり、近在所々に入りて夜ごと寝耳を驚かす盗賊とは相なりました。」

「堺?堺へなどは足を踏み入れたこともございませぬ。いいえ。船にも乗ったことはございませぬ。船だの海だの、大嫌いの大苦手でございます。なぜかとお尋ねで?はい、手前泳ぎができませぬゆえ。」

盗跖とうせきは、中国の古文献に登場する春秋時代魯の盗賊団の親分。Wikipediaより

長範(熊坂長範)は、平安末期の盗賊。コトバンクより

 

番外編ですが、石田三成が部下に「(助左衛門が五右衛門の弔いで鐘を鳴らすことを)覚悟のうえでやっていること。かまうな!」という台詞もよかったな~~~。

脚本家の市川森一さん!ありがとう!素晴らしい台詞をありがとう!

 

石川五右衛門

石川五右衛門という大泥棒は、江戸時代の創作材料として有名になったので、実在したのかどうか疑わしい印象がありますが。

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日本に滞在していたイエズス会の宣教師ヘドロ・モレホンが『日本王国記』に注釈を入れており、石川五右衛門の窯茹での刑について記述しています。

■『日本王国記』盗賊処刑について■
この事件は1594年の夏である。油で煮られたのは「Ixicava goyemon」とその家族9人ないしは10人であった。彼らは兵士のようななりをしていて10人か20人の者が磔になった。

その他公家の山科言経の日記『言経卿記』などにも石川五右衛門についての記載があります。

 

江戸時代には伝説の大泥棒として認知され、歌舞伎など数多くの創作作品に登場します。

 

石川五右衛門は手下や仲間を集めて、頭となり悪事を繰り返すも、相手は権力者のみの義賊だったため、当時は豊臣政権が嫌われていたこともあり、庶民の英雄的存在になります。

黄金の日日』にあるように、豊臣秀吉の暗殺を考えていたという説もあります。

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泥棒イラストはにゃにゃにゃ工務店 (id:JuneNNN)さんのフリー素材からいただきました

私は『ルパン三世』のメインメンバーの中でも石川五ェ門が1番好きです😊

www.betty0918.biz

 

黄金の日日』最終話まで見どころ

この後、秀吉の死から石田三成関ヶ原合戦までの道のりでクライマックスです。←私個人の感想です。

石田三成の助左衛門に別れを告げる「今生の別れぞ」という台詞は、高校生の私に響きましたが、同世代の三谷幸喜さんも同じ思いだったようで(勝手に同類にしてごめんなさい🙇)2016年大河ドラマ真田丸』で使われました。山本耕史さんが石田三成役で同じ台詞を言います。

 

 

黄金の日日』は1978年の大河ドラマ

確かにスタジオのセットや映像技術などは、今とは比べ物にならないほどチープかもしれませんが、それを補うだけのスタッフさんの努力と役者さんの力量が素晴らしいと思うのです。

 

 

 

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