大正7(1918)年に富山県の沿岸部で発生し、全国規模の大暴動へと発展した史実「米騒動」
その「米騒動」張本人である富山県の漁師町に暮らすおかか(女房)たちの姿を描いた映画『大コメ騒動』をU-NEXTにて視聴いたしました。
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目次
「米騒動」とは
そもそも「米騒動」って何?
シベリア出兵
アメリカは革命政権を倒すために共同出兵を呼びかけます。
日本は早速、米・英などとともに、チェコスロヴァキア軍がロシア領内に残っているのを助けるという名目で、戦争に乗り出します。
これがシベリア出兵です。
富山から始まった「米騒動」
で、富山県魚津市の一主婦が呼びかけて米屋を襲った、いわゆる「越中女一揆」を契機に米騒動が全国に広がります。
それは軍隊まで出動する大騒ぎになってしまい、寺内内閣は治安責任を問われ、総辞職するのです。
富山弁てんこ盛り
私は、石川県金沢市で幼少期から長く過ごしましたが、富山は亡き父の故郷であり、祖父母が暮らしていた富山には年に何度も遊びに行きました。
私にとっては、懐かしい懐かしい富山の言葉。
そんな富山弁がてんこ盛りに出てきます。
- 行こまいか 富山以外でも使われますね。「行こうよ」という意味です。
- 出てこられ これはわかりますね、「出ておいで」です。
- ちゃべちゃべと 「ちゃめちゃめと」とも言いましたが、「でしゃばり」という意味です。
- だらま 朝ドラ「まれ」でよく使われたように金沢でも言います。「バカ」です。
- はがやしい 富山出身の左時枝さんと柴田理恵さんが「はがやしい」を連呼してましたw 「悔しい」「じれったい」の意味です。
富山全面アピール
そして、監督は富山出身本木克英監督。
出演される俳優も室井滋さん、立川志の輔さん、西村まさ彦さん、柴田理恵さん、左時枝さんと、富山出身がずらり。
主題歌
主題歌が笑えます。
お米にひっかけて?米米CLUBが担当されてます。
そのタイトルが「愛を込めて」ではなく「愛を米て」
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まとめ
物語としては面白かった。
ただ、史実としては国の政権をも揺るがした大事件であったにもかかわらず、映画では富山という地方の漁村で起きたひとつの事件を描いたという感じで、ちょっとスケールが小さかったかな。
井上真央さんの演技が素晴らしい。
私から聞いても富山弁に全く違和感がなく、最後の迫真の叫びまでどうぞ見続けてくださいという感じです。
当たり前のように、毎日ごはんをお腹いっぱい食べられる現在の生活に感謝します。