美しい街、金沢市。
私は幼少期より長く金沢市で過ごしました。
その間、震度1以外の地震に遭遇したことはありませんでした。
結婚して、北海道で暮らすことになり、20代にして生まれて初めて震度3の地震を体験し、とても怖かったのを今でも覚えています。
ちょうど主人が出張中で、一人で過ごす夜でした。
結局その後、何度も何度も震度3は体験したわけですが。
石川県は地震が少ない。
そう思い込んでいました。
実際、戦後の地震記録を調べると、
1993年2月7日 能登半島沖地震
2007年3月25日 平成19年能登半島地震
などで、被害も小さいのです(数名の犠牲者は出ていますが)。
古くは寛政11(1799)年6月29日の加賀の地震があり、2桁の犠牲者が出ています。
参照:最新版日本被害地震総覧[416]-2001、東京大学出版会
2024年元日に起こった地震のニュースに私は呆然としました。
たくさんの友人や親戚が過ごしている街です。
地震が起きるほんの数分前に、友人とのグループLINEに「今年もよろしくね!」などというスタンプがいくつか送られてきていて、私も返信しようとした矢先でした。
つい数分前にスタンプを送ってきた友人たちは、それぞれ避難へと向かっていました。
犬を飼っている友人は、犬がいると避難所に行けないからと、親せき宅で避難したそうです。
もしかしたら停電になるかもしれないことを考慮し、私から安否を尋ねることはしませんでしたが(スマホの充電状況がわからないので)、LINEではすぐに「安否確認」なるページができましたので、それを利用しました。
親戚には地震2日後にメッセージを送り、無事を確認しました。
28,000人以上の方が避難所で過ごしていらっしゃいます。
寒くなってきていますので、その環境がとても心配です。
まだ何もできない状態ではありますが、まずは貯めていたポイント等などはすべて「令和6年能登半島地震への募金」に提供させていただきました。
義援金とは被災した方々へ送るお金で、集まった全額が、被災者の皆様へ届けられます。被災地での救命・復旧活動には使われません。
自分の選んだ団体に寄付する支援金であれば、義援金より早く活用されます。
くれぐれも寄付を語る詐欺にはご注意ください。
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。