先日の渋沢栄一の女性関係について語らせたブログで、伊藤博文についてもちょっとだけ言及しました。
伊藤博文、日本で最初の総理大臣。大日本帝国憲法を作って現代につながる国のしくみを築いた人。←小学生の皆さんはココだけ覚えてね。
伊藤博文とはどういった人物なのでしょう。
目次
大河ドラマでみる伊藤博文像
伊藤博文、『青天を衝け』の山崎育三郎さんも、『花燃ゆ』の劇団ひとりさんもとても人懐っこい明るいキャラで描かれています。
過去には『西郷どん』の浜野謙太さんとか。浜野謙太さんは翌年『いだてん』でも暗殺シーンのみのチョイ役で伊藤博文を演じられていて、衣装は『西郷どん』の時と一緒の物を使ったそうです。全く気がつきませんでした(笑)
『龍馬伝』では尾上寛之さん。古くは『春の波濤』では伊丹十三さんとか『獅子の時代』では根津甚八さんとか。
大河ドラマではないですが、三浦友和さんも伊藤博文を演じていらっしゃいます。そして妻役に山口百恵さん。
貧乏時代
伊藤博文は長州藩の貧しい農家に生まれました。吉田松陰の「松下村塾」で学びます。
身分が低かったので、中へ入れず戸外で立ったまま聴講したそうです。
テロリスト時代
松陰が幕府に処刑された後、博文は怒り狂います(# ゚Д゚)
松下村塾の仲間と一緒に建設中のイギリス領事館に火をつけたり、幕府おかかえの学者を暗殺したりします。
伊藤博文、おもいきりテロリストやん!
留学時代
その後、博文はイギリスに留学します。
英語力ゼロの博文ですが、「コミュニケーション能力」に長けていたので、たちまちイギリス人と仲良くなり、最終的に英語力と外国の知識を手にします。
下関戦争
半年後、長州藩が外国船にケンカを売って大ピンチになり、博文はあわてて帰国。
コミュ力と英語を駆使して、イギリス、フランス、オランダ、アメリカと停戦交渉し、大戦争をくいとめました。
総理大臣、そして暗殺
博文はドイツをはじめとした海外の憲法を学び、「内閣」という制度を作るのです。
初代総理大臣になったのは44歳の時でした。
明治42(1909)年。ロシア蔵相ウラジーミル・ココツェフと満州・朝鮮問題について非公式に話し合うために訪れたハルビン駅で、大韓帝国の民族運動家によって射殺されます。10月26日でした。112年前の今日です。
その直前の歓迎会では「戦争が国家の利益にになることはない」と語っていました。
参考文献