母は先週から腰が痛いらしく、ディケアサービスも休んでいます。
母はショートスティで施設でお泊りした時やその帰宅後に「せん妄」が起きたりします。
また、体調が悪い時にもせん妄が起こることがあります。
今、腰が痛いので、ベッドで寝てばかりいるのですが、そのせいなのか、昨日の昼寝(うたた寝?)の後にせん妄がおきました。
起きぬけでありながら、はっきりとした声で、「お友達が集まってウチでお昼ご飯にするんだけど、Bettyさん用意してくれる?」と言います。
母は今も昔も、家族ではない人達と過ごすことをあまり好みません。
ましてやお客様を自宅に招くことなど苦手でした。
そして友達と呼べる方はいません。
なのに、友達を数人招いてこの家でお昼ご飯にするという、そんな夢をみたのですね。
いつもなら「おかあさん、夢をみたのよ。」とけんもほろろにあしらう私ですが、昼間ということもあり(夜中に起こされて、夢と現実をごっちゃにされることもよくあるので)私は機嫌よく、母のせん妄にお付き合いすることにしました。
私「お昼ご飯を用意しなくちゃだめなのね?」
母「そうなのよ。」
私「まかせて。私、料理は得意だから。」←嘘ばっかり
私「何人集まるのかしら。」
母「それがわからないのよ。」
私「何時にいらしゃるのかしら。」
母「わからないわ。」
私「あぁ、さっき電話があったんだったわ☎」
母「私が頼りないから、確認の電話をくれたのね。」
私「ご高齢の方かしら。だとしたら和食にしましょうか。」
母「たぶん若くはないと思うわ。お願いね。」
とまぁ、適当に話をあわせて、「じゃあまだお客様がいらっしゃるまで時間があるから、ジムに行ってくるわ。」と私は出かけました。
帰宅したら、母からはその「お友達とランチ」というせん妄はすっかり消え去っていました。
調べてみると、せん妄と認知症は違うとありますが、母の場合は加齢に伴うせん妄でしょう。
怒ったり、興奮したりするものでなければ、ましてや夜中でなければ、落ち着いて対応できます。
夜中に起こされたら腹立ちますけど(笑)
母には若い頃から、友達らしい友達はいません。
家の中の片づけや掃除が苦手だったこともあり、人が我が家に集まることはお正月くらいでした。(お正月には必ず父が会社の人たちを家に招いて麻雀大会をしたっけ)
お友達が集まって我が家でランチするなんて経験したことないのに、どうしてそんな夢をみたんでしょうね。