先日「墓守がいない」という話を語らせていただきました。
考えるのは「墓じまい」
そして。
最近では「仏壇じまい」をする方も多いと思います。
そうです。
我が家は義父が施設に入所したのを機に、北海道にある義実家の取り壊しを検討中です。
そうするとその義実家にある大きな仏壇はどうなるのでしょう。
現在の家を取り壊した後、コンパクトな家を新たに建設する気でいる主人。
現在歩行困難で施設で暮らす義父が土日などを利用して帰宅する時に寛げるように家を用意するらしいです。
昨年末に転倒し、歩くのが難しくなり、そのまま施設へ入所した義父。
取り壊して新しい家を建てるにしても、その間お仏壇をどこかに預けなくてはなりません。
いっそ、お仏壇を私の住むこのマンションに置くのはどうでしょう。
お仏壇を置くスペースは確保しました。
この部屋に置きますよ。
広くない部屋ですが、家具は何もないんです。
北向きの暗い部屋で、お仏壇を置くには失礼かもしれないけど、私一生懸命お世話しますから。
しかし、主人は反対します。
お位牌はずっと手元に置き、お仏壇は一時レンタル倉庫などに預かってもらい、家が新しくなったらそこに置きたいとのこと。
家新しくするって、主人は離れた場所で仕事してるのに、日々ほとんど空き家状態のその新しい家にお仏壇を置くんですか?
主人「亡くなったお袋だって、住み慣れた場所にいたいだろうし。」
そりゃそうですけど。
ごはんあげたり、お水あげたり、毎日のお世話ができないじゃないですか。
お願い、私にやらせてよ。
最近私は御霊供膳を作るのにハマっている。
まぁ、そんなやりとりが続いていたのですが、主人の「俺が寂しいんだ!お仏壇もお位牌もそばに置いておきたいんだ!」の一言で、私は返す言葉がなく、お仏壇奪還の夢は断たれました。
世の中にはお仏壇をどうするか困り果てている家族も多いというのに、なぜか私たちはお仏壇の奪い合いで言い争いになったのでした(笑)
親戚の中には無宗教で、お仏壇もない家庭もあります。
それもアリかなと思います。