3月1日の閣議で、外来種アカミミガメ(ミドリガメ)とアメリカザリガニについて、家庭のペットとしてなら捕獲や飼育を例外で認める規定を盛り込んだ外来生物法改正案を政府が決定したとのことです。
販売や放流、不特定多数の人に分ける行為は禁止です。
来夏の施行を目指すとか。
30年近く昔に、お祭りで買ってきたという亀。
北海道の(主人の)従兄弟宅で、今も幸せに過ごしています。
そして都会の汚い川で生きる亀。
健気といいますか、たくましいといいますか。
米国南部原産のミドリガメとアメリカザリガニ。全国に分布しています。
在来の生態系や農水産物に被害をもたらし、飼育や譲渡などを規制する特定外来生物への指定が政府内で議論されてきました。
ミドリガメもアメリカザリガニも、全国の家庭や学校で飼われていて、これを一律に規制すると逆に放流につながります。
このため新たな規制の仕組みを設ける方針です。
改正案では、特定外来生物でも販売目的でないペットなら、捕獲や飼育、無償譲渡を認める規定を新設、そして既に飼育している場合は放流しないように求めるそうです。
私の記憶では、私が小学生だった頃にはすでにアメリカザリガニは普通に近所に生息していたような気がいたします。
学校の教室で飼っていたし。
子供たちが小さかった頃、長男が幼稚園でアメリカザリガニをもらってきました。
それを小さな水槽で飼いました。
しかしたくましいアメリカザリガニはあっという間に大きくなり、蓋をしていてもいつのまにかその小さな水槽から脱走して家の中を歩いていました。
先月のNHK「首都圏情報ネタドリ!」で、都会にハクビシンやアライグマ、キョン、台湾リスなどの外来種動物の被害について放送していました。
ニホンザルが東京都内を走り回るというニュースをよく耳にしますが、外来生物も負けていませんよ。
ハクビシンもアライグマもキョンも台湾リスも、その被害が心配ですが、残念ながら、その動物たちのビジュアルがどれも可愛すぎるんですよ💦
しかしアライグマは気性が荒い。
ハクビシンが天井に住み着くと糞尿被害なので家崩壊の恐れすらあり。(空き家が増加している地区ではその空き家に住み着くこともあるとか)
キョンの鳴き声はハンパなくうるさく、近隣住民は寝不足で悩まされてるとか。
シカが電車と衝突の恐れアリ…というのは、北海道でよく聞いた話ですが、近年では都会でもあります。
シカは鉄分補給のために、線路を舐めるのですよ。
そして台湾リス。マダニなどの感染症の病気が心配。
私も住宅街の道路を台湾リスがツ~~~っと横切って、民家の庭に入っていくのを目撃したことがあります。
野生動物とリス園などで飼育されている動物では危険性が大きく違い、現在多くの園では、獣医師の指導の下で動物の飼育管理を行っているため感染症に対するリスクは極めて低いという事です。町田リス園の樋口健治園長は「町田リス園では、リスの管理や防疫体制に力を入れ、園内消毒や獣医師による個体検査、リスの尿検査などを徹底して行っている」と話しています。NHKのHPより引用
外来種生物による被害。
すべては人間の身勝手が招いた結果。
動物たちはいい迷惑です。
2020年度で都内で捕獲されたハクビシンとアライグマは1600頭だそうです。
亀を飼っているお宅は多いですよね。
北海道の家でも向いの家のおばあさんが亀を飼っていて、時々道路を散歩させていましたよ。