母が亡くなりました。
その後いろいろな手続きなどに追われています。
郵便局だの銀行だの役所だの。
目次
香典返し
身内だけの家族葬でしたが、お香典をくださった方もいらっしゃいますので。
お心遣いに感謝して、香典返しを差し上げます。
私がすぐにでも…と準備していたら、妹に「香典返しは四十九日が終わってから差し上げるのよ。」と言われました。
あら。
そうなの?
忌引きが明ける、四十九日法要が終わった後に、滞りなく終わった報告と共にお返しの品や手紙を発送するのです。
職場関係の場合は、忌引きが明けて出勤する日に菓子折りなどでまとめて持っていく方が多いですね。
妹も職場に配るのだと、50個入りのお菓子を探していました。
当日返し
基本的には四十九日法要が終了した後に渡すのが一般的らしいのですが、お返しを手早く済ませたい場合もあります。
近年では、葬儀の簡略化が進み、香典を受け取った当日にお返しを贈る「当日返し」という方法も増加傾向にあります。
北海道の葬儀
北海道の義母が昨年亡くなった時は、すべて「当日返し」でした。
だいたい北海道の葬儀文化は独特で、受付で香典を渡すと中身の確認がされて、領収書を発行してくれます。
香典返しは「当日返し」で、返礼品は1,000円程度の海苔やお茶、コーヒーなどが一般的で、葬儀の会葬礼状はがきと一緒にお渡しします。
北海道の当日返しの場合は、香典が多い時でも後返しはしません。
これは北海道民の「お互い様精神」からきている風習と言われています。
北海道の合理的なやり方、私は好きです。
浄土真宗
やるべきことをさくさくと進めたかったので、親しい友人への香典返しは、早々に送ろう。
口やかましい礼節を重んじる親戚には四十九日法要後に送ろうかなと思っていました。
しかし。
私の実家は浄土真宗です。
浄土真宗は香典返しを贈る時期が他の宗派と異なるのです。
浄土真宗では、初七日から1か月以内に香典返しを贈るとされています。
他の宗派では「人は亡くなってから一度霊となり、7日毎に7回様々な試練を経て49日目でやっと仏様となる」と考えられているのに対し、浄土真宗では「人は亡くなったらすぐに極楽浄土へ昇り、即時仏様となる」と説かれているのです。
そのため、浄土真宗では、亡くなった故人を偲ぶ「忌中」という概念がないのです。
当然のことながら、香典返しの時期も、忌明けを考える必要がなく、早く贈れます。
香典返し、どんな品を贈る?
通常、香典返しの金額として妥当だといわれているのは、いただいた金額の半分程度です。
「半返し」ですね。
香典のお返しとして適切だといわれているのが、タオル・食べ物などの消費できるものです。
消費することで、不幸が重ならない、その場にとどまらないなどの意味が込められています。
でも、私はカタログギフトを送ろうと思う。