最近、二女は4歳のおまごちゃんに、グリム童話やアンデルセンの昔から馴染みのある童話の本を読んであげているそうです。
二女は小さな頃から本を読むのが上手でした。
ついでに私も本を読むのが上手でした(笑)
目次
しあわせのおうじ
先日は「しあわせのおうじ」を読んであげたのですが、途中でおまごちゃんは大泣きしてしまったそうです。
『幸福な王子』(こうふくなおうじ、The Happy Prince)は、アイルランド出身の文人オスカー・ワイルドによる子供向けの短編小説。またこの短編が初出する短編集 The Happy Prince and Other Tales の通称。1888年に初めて出版された。
町の中心部に高く聳え立つ自我を持った王子像が、あちこちを飛び回って様々な話をしてくれるツバメと共に、苦労や悲しみの中にある人々のために博愛の心で自分の持っている宝石や自分の体を覆っている金箔を分け与えていくという自己犠牲の物語。最後は、宝石もなくなり金箔の剥がれたみすぼらしい姿になった王子と、一刻も早く南に渡っていくべきと後ろ髪を引かれながらも、やがて王子像と運命を共に過ごす覚悟を決めたツバメが残る。 博愛と悲壮、象徴性の高い作品。Wikipediaより引用
目をくりぬかれる王子がかわいそうで、おまごちゃんは「これで食べる物を買ってね」とおはじきを絵本の王子様にのせてあげました。

「幸福の王子」は私も小さい頃に読み、ツバメの最期があまりにかわいそうで、涙しましたよ。
王子は生前わがまま三昧の性格で周囲を困らせていましたが、亡くなってから過去の自分を悔い、銅像になってから、自分を犠牲にして困っている人たちを助けるという行動にでました。
しかし、ツバメは何も悪いことをしておらず、南の国に帰ろうと思っていたところを、王子に引き止められて、冬の間中貧しい人のために、せっせと宝石や金箔を配り、最後は寒さに負けて息絶えてしまうのです。
王子が声をかけなければ、ツバメは南の国へ旅立つことができたのに。
アンデルセン
子ども向けの童話も昔話も時として残酷です。
とくにアンデルセン。
ディズニー映画ではハッピーエンドになる「リトルマーメイド」も、原作の「人魚姫」では、主人公は身を投げてしまいます。
あとは「マッチ売りの少女」なんて未成年虐待(?)ヤングケアラー(?)だし、他には「赤い靴」も「パンをふんだ娘」も主人公の素行は褒められたものではなかったけど、その罰が残酷すぎる。
作者アンデルセンは貧しい幼少期を過ごし、またその母も貧しく育ち、「マッチ売りの少女」は母親の子ども時代の暮らしをヒントに生まれたともいわれています。
アンデルセンの初期の物語に「死」がラストになるパターンが多いのは、彼の「死ぬ以外に幸せになる術を持たない貧困層への嘆き」が理由とされています。
晩年になって「死」以外の幸せを作中に書くようになります。
私が好きな読み聞かせ
私は童話や日本昔ばなしの残酷さがあまり好きではなく(たとえそれが教訓になるとしても)、どちらかといえば楽しい心温まる絵本を子どもたちに読み聞かせしていました。
ピーターラビットの絵本は大好きで、子どもによく読んであげましたが、あれもお父さんが「肉のパイ」にされてしまうという、残酷な描写がありましたっけ。

他によく読んであげたのは、「ぐりとぐら」「わかったさんシリーズ」「ちいさいももちゃん」などでしょうかね。
3人の子どもがいたために、長男の年齢にあわせて本選びをしたので、末っ子の二女は小さな頃から長編の童話を聞かされて育ちました。
二女が本の読み聞かせが上手なのは、そういった生い立ちも関係あるか?
おまごちゃんは微熱があり、昨日は保育園を早退、今日はパパさん(二女の旦那様)が仕事を休んで面倒みてくださっているそうです。
明日は念のため、二女がテレワークにするそうです。
本当は私にヘルプ要請がきたのですが、私がまだ若干風邪が治りきっていないためお断りしました。
役に立てないばぁばで申し訳ない😞
ばぁば、風邪をひかないように、体を丈夫にしたい。

