滅多にかかってくることのない固定電話。
もう必要ないんじゃないかとさえ思ってしまう。
で、たまにかかってくるのは。
「不用品を回収買取します」という類がとても多いのです。
物を減らしたくて、あれこれ処分してきました。
衣類などリサイクルショップに持っていっても二束三文。わざわざ持っていくのも面倒で、最近は捨てています。
食器も捨てています。
ずいぶんと片付きました。
それでも着物類は、ほとんど処分することなくそのままです。
私の着物も、母の着物も。
「不用品はありませんか?洋服1枚からでも買取に伺いますよ。」
そんな電話がかかってきます。
「ありません。」
私は即答で断ります。
悪質な買取業者がいます
①「無料で引き取ります」といった電話の手口にひっかかるパターン。
無料だというのに「このタンスは大きいので手数料が必要ですね」と言われ、自治体の粗大ゴミ回収料金よりもずっと高いウン万円の手数料を請求されることもあるので要注意です。
②「1点からでも買取ますよ」と言っていたのに、いざ回収に来てもらうと「他にありませんか?貴金属は売れますよ」などと口ぐるまにのってしまい、高い宝石を安くたたかれて持って行かれてしまうパターン。
妹の友人のお母さんがこの手口でやられたそうです。
脅しの口調の場合もあれば、「このままじゃ会社に帰れません。お願いです、何か売る物ありませんか。」という泣き落とし作戦の場合もあります。
③最悪なのが、窃盗を目的としているグループ
いつのまにか、不用品ではない物までなくなっていたとか、複数人で押しかけてきて、ひとりが住人と話している間に、他のひとりが泥棒していた・・・とか。
怖すぎます。
とにかく、知らない人を家にいれてはいけません!
私の留守に母が電話に出てしまった
今日は仕事が休みの長女が泊りに来てくれているので、昼間、私はお決まりの「ZUMBA」を楽しむためにジムに行っていたのです。
長女は猫と自分の部屋にいました。
すると、「あれ?おばあちゃんの声が聞こえる」と長女。
母の声は大きい。
92歳だけど耳も声もいい。(ついでに目もいい。近視も老眼もない。)
「おばあちゃん、とうとう独り言を言うようになったのか!」と、心配になった長女が母の様子を見に行くと、母は電話で話しています。
母は「茶碗?ありませんよ。えぇ、お皿もありません。」と言っています。
長女「おばあちゃん、誰と話してるの?」
母「えぇ、えぇ。ありません。」となおも電話を続けている。
長女「おばあちゃん、電話切って!もう切って!」
それでもなおも会話を続ける母。
仕方なく長女は母から受話器を奪い取ったのです。
業者「高齢の方が独り暮らしだと伺いまして。不用品がないかとお話していたところです。」
え?母は「独り暮らし」だと言ったの?私は?私と暮らしてるじゃん。私の存在を抹殺してしまったの???
長女は「独り暮らし」ということを業者に知られてはまずいと思い、言いきりました。
長女「いいえ!おばあちゃんは独り暮らしではありません。たくさんの家族と一緒に暮らしています!!!不用品はありません!!!」
巷では「アポ電」なるものも横行しています。
高齢者の独り暮らしなど、まさにターゲットになります。
母は普段電話にはあまり出ないのですが、今日に限ってなぜ出てしまったのでしょうねぇ。
「アタチじゃ番犬になれないわよね。」
母は自分の家の住所を言うことはできませんが、うちに電話をかけてくる時点ですでに住所もばれているのかもしれません。
悪質業者さん、オレオレ詐欺グループの皆さん、窃盗団の皆さん、ウチは独り暮らしではありませんから!現金も家には置いてませんから!
母と私の二人暮らしではありますが、長女が最近はよく泊りに来てくれますし(猫さんが居候中だからね)、明日は二女が泊りに来てくれます。
マンションには防犯カメラが設置され、管理会社のスタッフさんが何人もマンション内にいてくださいます。
戸建てよりは安全かもしれません。
それでもとにかく気をつけよう・・・。
電話帳にウチの電話番号掲載されてるんだろうか。それすら知らない私。