一昨日、ミーアキャットについてのブログを載せました。
犬や猫以外の珍しい動物をペットにする方も多いと思います。
目次
アライグマを飼育するということ
昨年の秋にNHK(・・・だったと思う)で観たドキュメンタリーでの児童文学作家のさとうまきこさんのお話を思い出しました。
今や、赤坂の繁華街にアライグマが出没するくらい、アライグマが日本あちこちに現れるようになりました。
今現在、アライグマは「特定外来生物」に指定されており、個人による飼育は原則として禁じられています。
アライグマ日本在住の歴史を振り返るにあたってアニメ「あらいぐまラスカル」(1977年放送開始)の影響は否定できないでしょう。
1970年代以降、北米からペットとして大量に輸入されたものの、捨てられたり逃げ出したりして野生化したのです。
そう、成長すると粗暴になるアライグマをペットとして飼育するのは、大変困難なのです。
さとうまきこさんは、ペットショップからアライグマを15万円で購入、飼って半年くらいは、息子さんの友達にも大人気で、哺乳瓶を両手で抱えてミルクを飲む愛らしいアライグマの姿に家族は大喜びでした。
しかしするどい爪が突き刺さり、家族は流血したり噛まれたりするようになり、生後6か月の頃には檻に入れざるをえなくなりました。
獣医のすすめで、去勢とキバを切る手術もしました。
おり超しにしかスキンシップがとれない生活ではありましたが、1日のうちわずかな時間は檻から出し、1週間に1度ほどはお風呂にも入れ続けていました。
アライグマは晩年腎臓の病気になると、穏やかな性格になり(性格が変わったというより、病気のため活発に動くことができなかったのでしょう)最期の1年ほどは檻から出し、自由に過ごさせることができました。そして8年10か月の飼育の後、最期を看取りました。
あらいぐまラスカル
私はアニメを観ていないのですが、「あらいぐまラスカル」の原作は、スターリング・ノース氏による「はるかなるわがラスカル」です。
この物語は、原作者スターリング・ノース氏が少年期に過ごしたアライグマとの生活を描いた実話です。
スターリング少年は早くに母を亡くし、父親と二人暮らしでしたが、11歳の時に森でアライグマと出会い、共に過ごすようになったのです。
その楽しい日々がアニメになったのですね。
でもこのあらいぐま「ラスカル」は生後1年で成獣となり、性格も荒くなり、近所の畑を荒らすようになります。
とうとうラスカルは檻に入れられ、外出時にはリードをつけるようになります。
結局、最後には、このラスカルは森の奥に捨てられることになったのです。
こうしてスターリング少年は、二度とラスカルと会うことはありませんでした。アニメはここで終わり。
あら、このラスカルの一生の姿は日本でペットとして飼われていたアライグマと一緒じゃん!
スターリング少年は15歳の時に難病にかかり車椅子生活になります。
大学卒業後は新聞の編集者になり、いくつかの小説や絵本も書いていたそうです。
「わがはるかなるラスカル」を出版した3年後脳卒中で倒れ、晩年は寝たきりの生活でした。
1974年、68歳でスターリング氏はその生涯を終えました。
できれば、ラスカルのその後も知りたかった・・・無理か😓
「小鹿物語」でも「大草原の小さな家」でも野生動物の飼育の難しさを訴えている
私は子供の頃「小鹿物語」を読みました。
繰り返し読みました。
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こちらも野生の子鹿をペットとして飼育するものの、成長して柵を乗り越え、畑を荒らす鹿に手に負えなくなるというストーリーです。
最後は銃殺するという結末でした。
私の大好きなドラマ「大草原の小さな家」では、アライグマが日本でブームになるもっと前にアライグマをペットとして飼育する難しさについて描いています。
「大草原の小さな家」第11話『あらいぐま見つけた』は、BSプレミアムで8月17日土曜日午前8時30分からの放送です。
そして、犬でも猫でも(・・;)
「アタチ、ツンデレだけど、一応懐いているのよ・・・」
でもネコ子ちゃん、時々噛むよね。
「そんなことあったかしら?」
友人は、ペットのワンちゃんに噛まれて腕を何針か縫ったっけ。
友人のお母さんは、やはりワンちゃんに噛まれて入院したな・・・。(このワンちゃん、友人には噛まないのに、高齢のお母さんにだけ噛む。)