昨日のブログで、アライグマについて語らせていただきました。
元々は日本に生息していなかったアライグマ。
輸入されたアライグマが、逃げ出したり捨てられたりして、野生化し、繁殖したのです。
雑食性で、農作物を加害するほか、人や家畜(ペット)との共通感染症を蔓延させる恐れや、希少な従来の生物を捕食するなど、生態系への被害が懸念され、現在は特定外来生物による生態系などに係る被害の防止に関する法律に基づき、特定外来生物に指定されています。
しかし、実は私も懺悔しなくてはなりません。
過去にこの生態系への破壊に一役かってしまったことがあるのです。
北海道に住んでいた頃。
庭には、たくましい植物たちが、たいして世話もしていなのにグングン増えていきました。
黄色い可愛い花をつけるヒメヒマワリ。
生協でたった5株購入し、植えたところ、毎年毎年嫌ほど増えていき、抜いても抜いても、毛虫に食べられても、庭中にはびこっていました。
近所の方に「お仏壇に供えるのにちょうどいいわ。少し切ってもいいかしら。」と言われて、毎年差し上げてました。
7月から8月にかけて満開でしたから。
もっとすごいのはリナリアブルブレア。
友人から花を何株か分けてもらった時に勝手にくっついてきました。
可愛く可憐な花ではありますが、コンクリートの隙間からもどんどん伸び、また花がこぼれて増えていきました。
紫種だけだったはずが、いつの間にかピンク種も生えるようになりました。
そしてそれらに混ざって増えていたのはフランスギク。
白いマーガレットに似た花です。
私はこの花を10年以上、マーガレットだと信じていました。
植えた覚えがないのに、勝手に生えてきたな~、でも可愛いな。
・・・でもちょっと臭う花だな。
私は近隣の方から、マーガレットも分けてもらい植えていたのですが、そのマーガレットとは大きさも葉っぱも違うなぁ。種類が違うんだろうな・・・と思っていたのです。
で、ある日テレビでこの花とそっくりな白い花のことがニュースになっていたのです。
葉っぱもそっくり。
📺「北海道では北海道生物の多様性の保全等に関する条例に基づき動物10種植物2種を『指定外来種』に指定しました。」
その植物2種の中にこのマーガレットそっくりのフランスギクが含まれていたのです。
2016年、初夏のことでした・・・💦
私ったら、北海道に生育している植生の破壊を手伝っていたのですよ、何年も!
勢力拡張の手助け?
大切にフランスギクを育てていたのですから。(いや、勝手に群生していた😓)
速攻で伐採しました。
伐採してもしても生えてきますが。
北海道では道端にも空き地にも、タンポポに負けないくらい生えています。
北海道でこれだけはびこっているのは、多年草で低温に強い特性からでしょうか。
フランスギクの花言葉は「忍耐」「寛容」「悲哀」「無実」などだそうです。
フランスギクの言い分「私たち好きで日本で繁殖してるわけじゃない。無実よ。どんな悪環境の中でも忍耐強く生き延びてきた。それを伐採だなんて・・・。悲哀と思ってくれる気持ちがあるなら寛容な心で共存させてちょうだい。」
なんとぴったりな花言葉。