NHK朝ドラ『ばけばけ』では、松江にやってきたヘブン先生が「糸こんにゃくの煮物」を見て、「虫!」と怯えるシーンがありました。
あ、糸こんにゃくってミミズみたいか?
言われて初めて気がつく私その他の日本人。
明治時代、一部のお偉いさんは西洋料理を食していたのでしょうが、庶民は西洋料理なんてまだまだ馴染む機会がありません。
史実では小泉八雲が来日したのは、明治23(1890)年です。
その年の9月には島根県尋常中学校の英語教師になります。
八雲が松江で暮らした家は現在も保存されています。
昔ながらの日本家屋で八雲は着物を羽織り、日本人に同化した暮らしをするのです。
この頃には日本人の中に西洋料理を食べたことのある人はどのくらいいたのでしょう。
『ばけばけ』では八雲は目玉焼きを焼いてみせてましたよ。
トキが焼いた目玉焼きは「焼きすぎ!」と怒っていました。私も半熟が好き🍳
明治25(1892)年11月15日発行の『家庭雑誌』3号で、「
1892年11月15日…133年前の今日ですね。
紹介されている西洋料理は
「魚肉のレモン焼」は「ムニエル」でしょうか。
何種の魚にても、先づ二つに開きて腹内を能く洗らひ、内外共に塩、胡椒をぬり、焼き鍋に脂を引きて其上にて焼くべし、かくて魚の焼けたるとき魚のみを取り去り、魚より出でたる汁の鍋に残りたるものに、少量のうどん粉を混じ、レモン油をそそきて、火にかけて、粉の煮へたるとき、先きの魚にかけて食膳に供すべし。
「白米のスチウ」はお米が入ってるくらいだからドリアかな?と思いきや、牛乳が使われていない。ポトフみたいな感じ?
何種の肉ても、半斤計りを五分位の大きさに切りて、二合の水に適宜の塩、砂糖、胡椒及び望によりて少量の酢を入れ合せしものの中へ、先の肉を入れ、又一握の米を其中へ入れて、三四時間火鉢にかけ、肉の柔かくなりし頃皿に移して食膳に供すべし。
出汁も固形スープも使われず、塩と砂糖と胡椒、そしてお好みで酢の味付け。
肉から旨味が出るのか?
この時代『ばけばけ』でも松江でお父さんが牛乳売りをしているくらいですから、牛乳は手軽に手に入ると思うのですが、牛乳は使わないシチュー。

「馬鈴薯のビスケツト」と「ソーダのビスケツト」はストーブで焼いています。
『ばけばけ』は明治初期からの物語なので、大河ドラマ同様歴史を垣間見ることができるので嬉しいです。

