先日『新章 神様のカルテ』について自分勝手なレビューを述べさせていただきました。
その後、この『新章 神様のカルテ』よりもっと以前に発売されている『神様のカルテ0』を読みました。
こちらは短編集。
スピンオフです。
4作掲載されています。
主人公栗原一止の大学生時代の話「有明」
一止がまだ研修医にもなっていない時代の本庄病院の話「彼岸過ぎまで」
一止の本庄病院での研修医時代の話「神様のカルテ」
山岳写真家の榛名が遭難する話「冬山記」
この4編です。
私は先日のブログで榛名の描き方が好きではないと書きました。
でもこの短編集最後の話「冬山記」の榛名は実に素敵です。
まだ結婚する前の話なのですが、とてもかっこいいのですよ~。
そうか、榛名は夫の一止の目線で描くと「夫に都合のいい女」に見えてしまうんです。
でも榛名単独で描かれると、私の中で好感度がUPしました⤴
他の話も含めて、スピンオフの物語『神様のカルテ0』、本編より好きでした(笑)
作者の夏川草介氏はこんな本も書いてますが。
「猫」と題名にあると読みたいような気もします。
なんだか夏目漱石の「吾輩は猫である」を連想してしまいますが。
夏川草介という名前は、夏は夏目漱石、川は川端康成、草は夏目漱石の「草枕」、介は芥川龍之介からつけたのです。
二女夫婦からの九州旅行のお土産です。
長崎カステラ「たまふわ」
母が気に入って、バックバク食べていました。