北海道ですでに6月に放送され、全国ネットで放送されるのを楽しみにしていました。
NHKドラマ『永遠のニシパ 北海道と名付けた男 松浦武四郎』
ネタバレありです。ご注意ください。
北海道にいる主人や友人たちはすでに観ており、感想を聞いていました。
「1時間半の放送時間じゃ短すぎ。物足りないよ。松潤は良かったな。」というのが大方の感想。
私も観て、うん、その通りだと思いました。
目次
松浦武四郎の恋物語
1時間半では短すぎます。
大河ドラマとはいいませんが、せめて前後編にしてほしかった。
そしてその1時間半の短い放送時間で、深キョン演じるアイヌ女性との恋に割く時間が長すぎます。
長すぎるというより、その恋まるまる必要なかった。
大石静さん脚本なので期待していたのですが、この恋愛物語は大石静さんの意向なのでしょうか。それとも視聴率稼ぎのためのNHK側の策略でしょうか。
深田恭子さん、美しいですよ。色っぽいですよ。今期始まった「ルパンの娘」は好きです。
でもこのドラマに求めているのは違う物語です。そう思っているのは私だけではないはず。
松浦武四郎の足跡を観たかった。功績を観たかった。
アイヌについての描写
アイヌ文化や暮らしを描きたいのなら、そこを徹底してほしかった。
アイヌ人と琉球人が遺伝的にもっとも近縁であるということは、日本全土に縄文人がいて、それが北と南に別れ、本土には大陸からの人間が移り住み血が混ざり弥生人になったということ?
弥生人=和人の迫害からの苦労をドラマで表現したいのなら、その絶滅への苦悩をもう少し掘り下げるべき。
当ブログでは2回目の登場、縄文ボーイと
弥生ボーイです。
松浦武四郎という人物
何より、私は勘違いしていました。
松浦武四郎さんが何をやった人なのか。
クラーク博士ほどだとは思っていませんでしたが、開拓次官だった黒田清隆とか、札幌農学校で学び北海道庁で研究した後札幌農学校で教えた新渡戸稲造とか、「日本酪農の父」「北海道開発の父」と呼ばれた黒澤酉蔵とか、もっと北海道開拓に尽力した方だと思っていました。
ドラマを観る限りだと、地図作成のために全国を旅して「北海道」の命名をした方?開拓にはこれといって関わってないんですかね?
「札幌」は、「サッ・ポロ」=乾いた大きいの意味だいう説がありますが、私が昔聞いたのは「サリ・ポロ・ペッ」=その葦原が・広大な・川であるという説です。川は札幌市の中心を流れる豊平川ですね。
このように北海道の地名はアイヌ語からの由来が多いです。それらを松浦武四郎が命名したのですね。
松潤の演技
松潤って、その端正な顔立ちゆえに『花より男子』に始まって、『ラッキーセブン』とか『99・9-刑事専門弁護士』などキャラの強い役しかできないと思っていましたが、今回の時代劇はとても良かったと思います。
ドラマの世界に入り込んでいると松潤であることを忘れていました。
こういった役への投影はニノが得意分野だと思っていましたが、うん、松潤も良かった。
でも江口洋介さんが演じられた大久保利通、う~ん、誰が演じてもどうしても好きになれない(笑)
やっぱり孫が起こした「ロッキード事件」の不祥事が私の中で根強くあるんだよね。
北菓楼のおかき
北海道から美味しい贈り物が届きました。
北菓楼のおかきの詰め合わせ~♥
大好きです!
北海道はやっぱり美味しい。