30日㈪の夜、NHKBSプレミアムで『LION/ライオン~25年目のただいま~』をやっていました。
「ライオン?」
映画の内容を踏まえて考察いたします。
ネタバレありますので、ご注意ください。
目次 『LION/ライオン~25年目のただいま~』
あらすじ
インドで生まれ育った少年。
5歳の時に迷子になり、停車中の長距離列車(回送列車であり、無人だった)に乗り込んで、そのまま眠ってしまします。
インドは広い。
数日後に列車が到着したその地(現在のコルタカ)ではベンガル語が使われており、少年のヒンドゥー語は、通じなかったのです。
紆余曲折があり、少年はオーストラリアへ養子に出されます。
以後25年、不自由なく暮らしながら成長するのですが、やがて彼は決意を固め、記憶を頼りに故郷を探し始めます。
実話だった
実話が原作です。
正直、実話が原作でなければ、映画もここまで感動しなかったと思います。
どうかどうか、最後のエンディングロールまで、しっかりと気持ちを入れて観てください。
その時「あぁ、よかった。」と心から安堵できます。
なぜこの映画が「LION/ライオン」というタイトルだったのかも最後で明かされます。
インドの社会情勢について
映画は、「母をたずねて三千里」を思わせる感動物語ですが、それ以上に、考えさせられるのはインドの社会情勢。
現在においてもまだカースト制度の名残で貧富の差が激しいという現状です。
教育が受けられない子供がたくさんいて、毎年8万人以上の子供が行方不明になっているといいます。
原作者サルー・ブライアリー
主人公のモデルであり原作者であるサルー・ブライアリー氏は、世界中で講演を行うほか、インドで孤児院を営み、インドからオーストラリアへの養子縁組の支援活動を積極的に行っています。
またインドに住む実母への経済的援助を続けていて、年に2回は故郷へ帰っているそうです。
Never Give Up
映画の音楽は、私が大好きなシーア書き下ろしの「Never Give Up」だったのが嬉しい。
hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com
ZUMBAで踊って、大好きだった曲。
この映画の主題歌だって知りませんでした。