妹から借りた本『成瀬は天下を取りにいく』を読みました。
第39回『坪田譲治文学賞』、2024年『本屋大賞』受賞作です。
妹は本屋大賞が好きです。
滋賀県大津市を舞台に、成瀬あかりの中学2年生の夏の物語『ありがとう西武大津店』など6つの短編からなる物語です。
西武大津店の閉店を悲しむ成瀬の姿が、地方衰退危機を心配する多くの人たちの気持ちとオーバーラップしました。
2024年、イトーヨーカドーの閉店を残念に思う人たちのブログを多く見かけますが、その中に成瀬に似た部分を感じます。
最後の短編では成瀬あかりは高校3年生。
ちょっと変わった子、成瀬あかり。
読んでいて「苦手かな。」というタイプでしたが、読み終わる頃には好きになっていました。
小説には、実在のお店など出てきて、北海道が誇るファミリーレストラン「びっくりドンキー」が出てきたのが嬉しかった。
大津市にもあるんですね。

最初の2つの短編あたりは、まぁまぁ面白いな…くらいでしたが、読み進むにつれて面白くて、成瀬あかりをもっと知りたくなって、最後は読み終わった後すっきりしました。
大学生になった成瀬あかりも読みたい。
また、成瀬を取り巻く人々のその後も知りたい。
続編の『成瀬は信じた道をいく』も読もうと思います。
作者は宮島未奈さん。
京都大学文学部をご卒業された後に公務員となり、その後ご主人の仕事の都合で大津市に移り住んでいらっしゃるそうです。
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