合計特殊出生率は、昨年「1.20」と統計を取り始めてから最低を更新しました。
人口を長期的に維持するには「2.07」が必要だと言われています。
このまま人口が減り続けると、「担い手不足」「地方の衰退」が深刻になり、少子化対策が大きな課題となります。
少子化が進むと「社会保障制度の維持が困難」となり、「消滅可能性自治体」がどんどん増えるかもしれません。
厚生労働省では次のように予測しています。
- 2056年には人口が1億人を下回る
- 2100年には人口は約6,300万人に半減する
こうした対策として「こども未来戦略」では政策を打ち出しています。
- 児童手当の拡充
- 高等教育費の負担軽減
- 保育の充実
実現はいいけど、そのための費用はかなりの額だと思うけど…
えぇ、年間3兆6,000億円が必要と言われています。
衆議院選挙を前に、各党それぞれ少子化対策の充実を訴えていて、具体策や財源確保の方針などをアピールしています。
高校の無償化はともかく、大学の完全無償化は私は反対です。
大学には本当に勉強したい人が行くべきであり、それで大学の学費捻出が困難であるならば、返済不要の奨学金取得の基準を厳しくする必要があるのではないかと思います。
「無償なら、とりあえず大学でも行くかぁ。」という若者が増えることを懸念したいのです。←私個人の考えです。
「児童手当拡充」「給食費無料化」は大賛成です。
ただ0歳~3歳の保育費無償化は、「差別化」の問題が生じるのではないかと思います。
「働きたくても働けない」(子供が病気の時に看てくれる人手がないなど)母親が節約しながら「専業子育て」をしている家庭も公平に税金を負担しながら、その税金で「0歳~3歳の保育費」を賄うことに疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。
なので、私は「0歳~3歳の保育費無償化」より「児童手当拡充」を願うのです。
出産は命がけです。
安全な出産ができるように、産婦人科医が充実している国を目指すことも少子化対策になると思います。
今日は午前中、ずっと政見放送をBGMのように聞いていました。