仲野太賀さんが主演する大河ドラマ『豊臣兄弟!』の5月31日放送の第21回「風雲!竹田城」から、黒田官兵衛が登場しています。
初登場の、荒木村重とのシーンにネットで騒がれていたようですが、私もすぐに気がつき、くすりと笑ってしまいました。
だって、このふたり(荒木村重のトータス松本さんと黒田官兵衛の倉悠貴さん)は朝ドラ『おちょやん』でテルヲとヨシヲの親子です。
テルヲは典型的な毒親でしたね。朝ドラには珍しいくらいのひどい父親でした。
『豊臣兄弟!』も『おちょやん』も脚本は八津弘幸さん。
私は『豊臣兄弟!』のこの先の物語は知りませんが、このブログ記事には史実としてのネタバレがあります。
ご注意ください。
目次
荒木村重
荒木村重は2014年大河ドラマ『軍師官兵衛』でクローズアップされました。
荒木村重の生涯は、下級武士から摂津一国を治める大名へ登り詰めながらも、主君・織田信長に反旗を翻して没落し、晩年は茶人として生を全うしたという、戦国時代屈指の激しい栄枯盛衰に満ちたものです。

謀反
天正6(1578)年10月、三木合戦で羽柴秀吉軍に加わっていた村重は有岡城(伊丹城)にて突如、信長に対して反旗を翻します。
村重の織田信長に対する謀反の理由は、諸説があって今でも定かではありません。
『豊臣兄弟!』では毛利にはめられた感じかな?
『豊臣兄弟!』で竹中半兵衛が
6月14日放送の『豊臣兄弟!』第23回では、荒木村重の謀反からのもらい事故(?)で、信長からの斬首命令を受けた黒田官兵衛の子(後の黒田長政)の命を守るために豊臣家の女性たちが奮闘します。
女性たちの茶番劇や子ども騙しの罠で竹中半兵衛を陥れようとするもことごとく突破され、結局最後は「あ~~産まれるぅ」で陣痛が始まり(これも
放送直後に「竹中半兵衛」「菅田将暉」が検索ワード急上昇していましたよ。
花吹雪の中の半兵衛の最期も泣いたなぁ…
浅井長政に介錯するお市の方のシーンよりずっとよかった。
あくまでも私個人の感想です。
荒木村重の妻、だし
荒木村重の妻(側室という説もある)だしは、美しいキリシタンとして知られています。
しかし、村重謀反の後天正7(1579)年、だしら37名の荒木一族は京都に護送され、12月16日に六条河原で処刑されました。
このエピソードは、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で美しく悲しい物語として詳しく描かれていました。
『軍師官兵衛』でだしを演じていらしたのは桐谷美玲さん。
ダシというキリスト教の受洗名(Daxi)であり、この女性はキリシタンであったという説があり、これを『軍師官兵衛』で採用したようですが、東京大学名誉教授の辻惟雄は、だしが処刑される時に残した数多くの歌の中には、阿弥陀と西方浄土への憧れを詠んだものがあることからキリシタン説には疑問があるとしています。
『豊臣兄弟!』でだしを演じていらっしゃるのは山谷花純さんです。
だしの処刑シーンは予告で見ると『豊臣兄弟!』でもやるみたいです。想像するだけで悲しい。
茶人としての最期
信長が徹底して、村重一族を殺害しているのに、肝心の村重本人は息子・村次と共に、親戚の荒木元清がいる花隈城に移り(花隈城の戦い)、最後は毛利氏のもとに亡命し、尾道に隠遁したとされています。
天正10(1582)年6月、信長が本能寺の変で横死した後、村重は尾道から堺に移ったとみられ、天正14(1586)年5月4日、村重は堺で死去します。
西暦ですと1586年6月20日。440年前の今日です。
荒木村重、トータス松本さんが演じられるとチャーミングですね。
とくに妻にデレデレなところが憎めない。
妻のだしを演じる山谷花純さんも可愛いです。
『軍師官兵衛』で田中哲司さんが怪演された荒木村重は、すごかった。
荒木村重をとことん「精神的弱者」「卑怯者」にさせ、主人公の黒田官兵衛との凄絶な対比を浮き彫りにしました。

