この1年、コロナ禍と戦っている状況で、あちこちの知事の姿が身近に感じられました。
「#吉村寝ろ」がトレンド入りしたほどに、寝不足が感じられるほどに多忙を極めた大阪府知事など、知事というのは大変なお仕事なんだなと痛感させられました。
そんな知事は、どのくらいお給料をもらっているのでしょうか。
都道府県別「知事の給与」ランキングによると、全都道府県で第1位は神奈川県の黒岩知事の145万円でした。
黒岩祐治氏は元フジテレビのアナウンサー。
メディアに近い人物だったことから、コロナ禍以前から顔と名前が一致する知事でしたが、「コロナファイター」を提唱し、一気に有名になりました。(有名になったというか唖然とさせたというか)
同じく、元々全国民に顔が知られていた森田健作千葉県知事。彼は月給139万円で全国第3位です。
このあたりは想定内ですよね。
「#吉村寝ろ」の大阪府の吉村洋文知事は、意外にも41位。
頑張っている姿と行動力の早さから、吉村知事と同じくらい知名度があがった北海道の鈴木直道知事は42位。
そして最も意外だったのは、東京都の小池知事のお給料は72.8万円。
東京都が最下位という事実には驚きですが、2016年、小池百合子知事は、東京都知事の給与を年収約2896万円から年収約1448万円に半減する条約例案を自ら提出、可決されたのですね。
小池知事、メディアに出る頻度が高いし、洋服だってそれなりに気を遣わなくてはならない。
そういった経費を思うと、ゆとりはないでしょうね。
で、森さん。
彼をかばう気は全くありませんが、「政治家」になろうと思う人は、「お金」目当てではないですよね?(もちろん私の個人的意見です。)
お金目当てであれば、その才覚をもっと他に活かした方がよいでしょう。
だからたとえ森さんであっても、「日本を良くしよう」という気持ちがもちろんあるわけです。
だいたい総理大臣時代から、いやそれ以前から、問題だらけの失言だらけのこの男が、なぜ組織委員会の会長になるのだ。
過去の失言を思っても、今回のは最大級だとは思いますが。
で、なぜ辞める人が後任を指名するのですか?
森さん83歳、川淵さん84歳。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長、高齢者から高齢者へのバトンタッチは無理ですよね。
川淵さんだって火中の栗は拾いたくない。なんてったって高齢だし。
東京大学名誉教授の上野千鶴子さんは、女性差別問題について多くを提言してきた方ですが、森さんとは金沢市の二水高校の先輩後輩になります。(卒業年数はかなり違いますが)
関係ないけど、俳優の鹿賀丈史さんも同窓生です。
ついでに言うと。
女性の発言が長いとか言ってたけど、森さんの辞任挨拶長くね?
小池さんは、フリーのアナウンサーだったり執筆活動をしていた方が収入はずっと良かったでしょう。
吉村さんは、弁護士だった頃の方が睡眠時間はとれたでしょう。目の下のクマはともかく。
それでも政治家を続けている。
それぞれの能力や性格、功績はともかく、彼らの「社会を良くしたい」という志は絶対だと思います。(しつこいようですが、私個人の無責任な意見ですw)