日本資本主義の父といわれる渋沢栄一。
生涯で500もの会社を立ち上げ、日本経済の発展に貢献しました。
晩年は国際交流にも尽力し、ノーベル平和賞に2度も推薦されました。
そんな渋沢栄一の女性関係がチラリと『青天を衝け』の第30回「渋沢栄一の父」で描かれましたね。
その日のメインは、渋沢栄一の父である市郎右衛門との別れなのに、その前にチラリと描かれた大内くにとの描写が頭から離れませんでしたねぇ(笑)
そうです。
渋沢栄一とはそんな人なのですよ。
目次
尾高惇忠とは
栄一は、6~7歳の頃から年の離れた従兄尾高
栄一が毎日のように通っていた尾高家は現在も保存されています。
幼少の頃栄一が暮らしていた武蔵国の近国常陸国水戸では攘夷が叫ばれていました。
尾高惇忠も攘夷思想に傾倒していました。
栄一も影響を受けたのでしょう。若き日の栄一も攘夷運動で倒幕まで計画してましたもんね。
大内くにって誰?
三井の番頭三野村が催した宴で、栄一が出会ったのが大内くに。三井が企てたハニートラップか?
三井の番頭って、朝ドラ「あさが来た」を思い出すね。
渋沢栄一には愛妾がたくさんいましたが、大内くにもそのひとりです。
栄一は生涯に2度結婚しますが、くにとは結婚はしていません。
しかし大内くにには渋沢栄一との間に娘がいます。
その娘は尾高惇忠の息子尾高次郎と結婚し子供ができます。ここで尾高惇忠と渋沢栄一の血がまた繋がりましたね。
ひ孫が『青天を衝け』の音楽担当
渋沢栄一、尾高惇志の両方を曾祖父にもつ指揮者の尾高忠明さん。
尾高忠明さんは、NHK交響楽団(N響)による『青天を衝け』のテーマ音楽を指揮していらっしゃいます。
また尾高忠明さんのお兄さんは作曲家の尾高
大内くにの娘ふみの血がこうやって子孫に繋がっています。
大内くに役
大内くにを演じていらしたのは仁村紗和さん。
栄一との絡み、良い場面でした。
NHK朝ドラ『おちょやん』にも出てらっしゃいました。
若き日テロリストだった渋沢栄一は、社会正義と平和、道徳を考える一生を送ります。
偉業と女性関係、そのミスマッチな人生がこの人の面白いところでしょうか。
『青天を衝け』第30回は本日13時5分より再放送があります。