母は大の猫嫌いです。
その母の気持ちは十分に知っていながら、私はこの家に無理やり🐱ハナさんを連れてきたのです。
「よろしく~~~。居候ですぅ。」
ハナさんが母と暮らし始めてから数年になりますが、今でも母は猫が嫌いです。
ハナさんは現在7歳です。
ちょっと体重多めです。
そんなハナさん、年齢制限も体重制限もなんとかクリアできるということで、「ドナーになる」という話が持ち上がりました。
献血するのです。
その話を私と長女でしていた時。
母が「何?何の話?」と私と長女の話に割り込んできました。
私「ハナさんの血を抜くという話よ。病気の猫さんのために。血を抜く時は鎮静剤も注射するんだけど。」
すると母は烈火のごとく怒りだしました。
「かわいそうよ!ハナちゃんに何かあったらどうするの!反対!ハナちゃんは我が家の猫なのよ!」
母は猫嫌いのはずなのに、「ハナちゃんはBettyが勝手に連れてきた猫よ。」といつも言ってるくせに、ハナさんはいつのまにか「我が家の猫」に昇格していました。
「何の話~~~?」
母の意見を無視して、私と長女でその件についてあれこれ話していたら、母はますます怒ります。
母「ハナちゃんは、私の猫よ!絶対に許さない!」
ハナさん、「Bettyが勝手に連れてきた猫」から「我が家の猫」になり、とうとう「母の猫」になりました(笑)
結局のところ、そのドナーになるためには、往復3時間かかる病院へハナさんを連れて行かなければならないというのが理由で、お断りすることにしました。
母のハナさんへの愛情を思いがけず知ることになった一件でした。
困っている猫さん。
ハナさんをドナーにできなくてごめんなさい。
お詫びに、とにかく私は自分の血を献血してこようと決意しました。