国民年金+厚生年金で、98,000円。
これが今年度50歳の女性の年金平均金額です。65歳で受け取る場合です。
男性より月4万3,000円少ないのです。
65歳以上で1か月の生活費の見通しが14万5,000円です。
足りないじゃん!
男性と女性の年金額の差は、厚生年金(会社員や公務員などが加入)です。
女性の方が収入が低く、加入期間が短いからでしょう。
目次
年金の現実を知る
まずやるべきことは…
自分の年金額を知る。
老後の生活費を知る。
年金定期便
年金額を知るには誕生日に送られてくる年金定期便を見るのが手っ取り早いですね。
年金定期便、ちょっと見にくいなと思うのですが、まずは真ん中の棒グラフに目をとおしてみましょう。
50歳以上の人と49歳以下の人では見方が違うのですが、年金開始の年齢によって、もらえる額が違うことが数字で記載されています。
公的年金シュミレーター
簡単に入力したら(かなり適当に)、私の年金が残念な結果となりました。
65歳からもらうとして、年間85万円。
月にしたら、7万円ほどです。
手取り額
しかし、現実はもっと厳しい。
年金からも税金や社会保険料が引かれますので、手取り額は額面より少なくなります。
手取り見込み額としては、書面の85~90%です。
老後の生活費(無職世帯の場合)
老後の生活費はどのくらいでしょうか。
65歳以上の夫婦のみの世帯ですと、月25.1万円。
65歳以上の単身世帯ですと、月14.5万円。
これは持ち家の場合のシュミレーションです。
年金だけでは「老後は悠々自適」は夢物語です。
いつ、退職する?
我が家の場合、現在60代後半の主人は働いていますから、収入があります。
毎年この時期になると主人は「来年は仕事やめるぞ。」と言っていますが、結局働き続けるパターンです。
「やめるやめる詐欺」です。
正社員の年収は60代前半530万円、60代後半440万円、70代以降だと400万円。
非正規社員の年収は60代前半380万円、60代後半320万円、70代以降290万円です。
令和5年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)より
退職した次の年は、前年の年収をもとに税金の請求がきますから、退職した翌年の払込額はキツイです。
それを念頭におき、予算をキープしておいた方がいいですね。
先日放送していたNHK『あさイチ』で女性の年金について特集していましたので、まとめてみました。
ねんきん定期便の書面記載の額が手取り額ではない現実を今さら知りました。
あと離婚時に発生する「年金分割」についても、一般的に知られていない決まり事があります。
もっと年金について知るべきですね。