義父の訃報を聞いた翌々日の朝。
6月3日㈫のNHK『あさイチ』でお葬式についての特集を放送していました。
コロナ禍を経て、多くの方が「お葬式は小さく」と望んでいます。
そして、お葬式を経験した方の51%が「葬式で後悔していることがある」との結果が出ていました。
目次
「お葬式」をやることになったら
- 参加者の人数を計算
- 複数の葬儀社の相見積もりをとる
- 夜亡くなっても冷静に
義父が住んでいたのは、北海道の田舎町ですが、そこにも複数の葬儀社があります。
しかし、義兄の時も義母の時もよくしてくださった担当さんに義父の時もお願いしました。
遺影写真
私が初めて「お葬式」に関わったのが、実父の葬式でした。
亡くなってすぐに「遺影写真」を選ばなくてはならなかったのですが、私も妹もそういったことに慣れておらず、適当な写真を選びました。
私はさほど気にしていないのですが、妹などは「あの遺影写真はお父さんらしくない。」と言って、自宅に飾ってもいないのですよ(^^;
その経験を踏まえて、母の時はあらかじめ「これにしよう」と決めていました。
母が可愛く笑っている写真です。
母手編みのセーターの上に赤いストールをまとっています。
葬儀の費用
たとえば
6万円から300万円と種類も様々です。
番組で紹介していたのは、2,887,500円の高級棺。
最終的に火葬される棺なので、そこにお金をどのくらいかけるかは、遺族の判断ですね。
費用を抑えるためには、「広い式場」は選ばないこと。
参列者の人数によって広さを選ぶのが通常ですが、広すぎると祭壇を必要以上に大きく、お花多くしないと、寂しい印象になってしまうからです。
葬儀は「一般葬」にするのか「家族葬」にするのか。
10年前は58.9%だった一般葬が減り、コロナ禍を経て家族葬の方が多くなりました。
費用は一般葬が161.3万円
家族葬が105.7万円。
お布施はいくら?
お布施は気持ち。
金額は人によってさまざまです。
ある調査では平均22.4万円だそうです。鎌倉新書「第5回お葬式に関する全国調査」2022年
私の母の時も、先日の義父の時も、先方から「お布施は20万円」と指定されました。
番組では全日本仏教会のコメントが紹介されました。
「昔から寺院と僧侶は地域社会と深くかかわってきました。保護司や民生委員などとして、また行政と協定を結んで寺院を災害避難所とするなど社会貢献に積極的に取り組む僧侶はたくさんいます。お布施を支払うことは、現在苦難の中にある人への支援に、さらに未来に災害で困った自分や誰かの支援に繋がるでしょう。そのようにお布施を通した人と人との繋がりというものを大きく長い目線で見て頂けたら大変嬉しく思います。そこから生まれた信頼関係に基づく葬儀や仏事を営むことが私たちの役割であり、そのために常に努力していかなければと考えています。」
自宅でのお葬式
私が幼稚園の頃、祖父が亡くなりました。
昭和42年の11月と記憶しています。
葬儀は富山の自宅で行われました。
「自宅葬」です。
富山の家(父の生家)は200坪の敷地。
家も広く、襖を取り外せば、和室2部屋が合体し、20畳ほど(もっと?)になります。
家族葬ではなく、弔問客も親戚などたくさん。
現代では「自宅葬=家族葬」という認識でしょう。
番組ではゲストの高橋克典さんがご自身が参列した葬儀の経験から「自宅葬はよかったけど、近隣への配慮や駐車場の問題など大変なことも多かった。」と振り返っていらっしゃいました。
自宅葬の例としては、火葬代を含めずに66万円の費用でした。
義父が亡くなったタイミングで放送された『あさイチ』の「お葬式」についての特集。
興味深く視聴しました。