母が亡くなったのは昨年9月。
お墓は父が亡くなった時に購入しましたので、そこへ納骨しました。
11月23日㈯のNHK『有吉のお金発見!突撃!カネオくん』は「お墓」についてでした。
私は11月30日朝の再放送で視聴しました。
目次
墓じまいに無縁墓
今、お墓は大きく様変わりしています。
先祖代々の墓じまいを考える人はとても多く、その理由は掃除などのお墓の管理、金銭的問題、そして何より子供への負担を減らしたい…などです。
墓じまいする人は過去20年で倍以上に増えています。
2002年では約7.2万件だったのが、2022年では約15万件になっているのです。
私は墓じまいという言葉を20年前には知らなかったと思います。当時すでに年間7.2万件もの墓じまいがあったことが意外です。
今は無縁墓も増え続けており、行政がやむを得ず撤去する場合もあります。
墓石もいろいろ
お墓のタイプを大きく2つにわけると、和型と洋型。
最近ではお墓もいろいろで、故人の趣味を反映してピアノ型だったりバイク型だったり…などがあり、個性派ぞろいです。私は見たことがないですけど。
「石」もいろいろで、中国産なら50万円とか、日本製なら100~500万円とか。
霊園の土地代
墓石を買うだけではなく、そのお墓を建てる霊園の土地代もかかります。
日本でお金を建てる場合、法律によって自治体が運営する公営霊園やお寺が経営する寺院墓地、公益法人などが運営する民営霊園のどこかで建てることと定められています。
都会は土地が高いですから、都立の青山霊園などはお墓1基の土地代が475万円からだそうです。
この高さにびっくりしたカネオくんが「どひゃ~!ワシャもう庭に埋めてくれればええわい!」と言うのですが、墓地・埋葬等に関する法律により、墓地以外の場所(自分の家の庭とか)に埋葬するのは法律違反なのです。
樹木葬
時代に合わせて増加しているのは樹木葬です。
樹木や草花を墓標として埋葬するお墓です。
番組で紹介していたのは、千葉県八千代市円光院(真言宗豊山派)の「永大供養付樹木葬」で、樹木の周りに骨壺を埋葬した「シンボルツリータイプ」です。
他には山林や丘などに遺骨を埋葬し土に還す「里山タイプ」や、樹木・草花で囲まれた納骨室に遺骨を収蔵する「庭園タイプ」などがあります。
今樹木葬は大人気で、新たに購入したお墓は2024年は一般的なお墓が21.8%なのに対し、樹木葬は48.7%と倍以上になっています。
永大供養で、なおかつお値段も安いのが人気の秘密です。
納骨堂
樹木葬ほどではありませんが、都心の納骨堂を選択する人も多いです。
都心にあるので、交通の便もいい。
お墓参りをするにも便利です。
墓石を買って霊園に建てることを思えば、お値段もぐっと安くなります。
北海道の義母は、お寺の納骨堂で眠っています。
墓じまいラプソディ
以前読んだ『墓じまいラプソディ』は面白かった。
この頃は、ちょうど北海道の主人が「本家には跡継ぎがいないから、本家の墓を(ウチは分家)引き継ごうか。」と提案していたところで、「墓じまい」は身近な問題だったのです。
その後主人は「本家の墓」について言及しなくなったので、ウチ(つまり私たちの長男)が墓守りを継承するという案はなくなったのかもしれない。この話を長男にしたら「冗談じゃない」とばかりに一刀両断で拒否したのですが、意外なことに長男のお嫁さんが「いいじゃ~ん。もらっておけば?本家の土地とかも譲ってもらえるんでしょ?」と受け入れる意向でした。そうなった場合、税金はどうなる?贈与税?いやいやいや、墓守り継承なんてあり得ないから(笑)
遺骨をどうするか。
私自身は、北海道の洞爺湖に散骨希望でしたが、主人が反対しだしたので、それなら樹木葬がいいかなと思っています。
両親のお墓は甥っ子が引き受けると言ってくれているので、安心しました。
大変になったら、「墓じまい」してもいいからね。
「墓じまい」にもお金がかかるから、その分のお金は残しておくよ。