暮らしと勉強、猫と一緒に~Bettyのブログ

実家の母を介護するために北海道から引っ越してきました。その介護も終わり、片づけと大学通信教育部の勉強と猫と。そんな雑記ブログです。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。収益はすべて寄付しています。

都市の危機と町の再生

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私が4歳まで過ごした福井県福井市

ジム友さんが出張だったそうで、福井の風景の画像を送ってくださいました。

新幹線が延びて、福井駅の前は急に発展してタワマンが建っている。

私の記憶は60年前の福井だけ。駅前に3階建ての「だるまや」というデパートが唯一の繁華街だったのに(^^;

「だるまや」昭和3年創業当時は木造2階建てでした。鉄筋3階建てになったのは昭和28年です。その後「だるまや西武」になり、平成には「西武福井店」となります。

 

目次

 

投資目的の東京都タワマン

東京都23区では、タワマンの価格は中古であっても1億円を超え、新築ならもう庶民の手には届かない。

それ以上に問題なのが、新築タワマンは移住目的ではなく投資目的で購入する人が多いことです。

新築で購入した部屋を空き家のまま、他に転売することで利益を得るのです。短期間でマンション相場は上がりますから。

ある千代田区の新築マンションでは購入者が居住しているのは4割。他は投資目的の部屋なのです。投資目的で購入した人は全国各地に住む人であり、海外居住の人も少なくありません。

通常の空き家問題とは別に、こういった問題が都会では起こっているのです。

 

天空の廃墟、横須賀市

そうかと思えば、首都圏でありながら東京都から少し離れた場所では廃墟となっている住宅もあります。

場所は神奈川県横須賀市

コンビニはおろか、店の一軒もない駅前から細い坂道を10分ほど上ったところに古い平屋が並ぶ住宅があります。

横須賀といえば海のイメージでしょうか。

しかし、その古い住宅地は急坂の先の高台にあり、それゆえに「天空の廃墟」というネーミングがつきました。

昭和35(1960)年に整備され、老朽化ゆえに2年前に最後の入居者が退去して以来無人だったのです。

 

その築60年以上の団地で2024年から新たに入居者募集が始まり、交通難に加えスーパーなどの利便性がないにも関わらず申し込みが殺到しました。

横須賀市に住む友人に聞くと、そこは小学校も閉鎖し、駅からの道は急な上り坂で住むには不便だということです。

では、どんな人たちが申し込んでいるのでしょうか。

申込者は「暮らしながら働く人」で、飲食店や工房、スタジオ、アンティーク家具…

暮らすための住宅ではなく、働くため…いえ、町を活性化させるための住宅であるといってもいいでしょう。

それらが次々とオープンし、賑わっている様子をニュースで見ました。

素敵な街になっていました。

テレビを見ていて、米粉ベーグルの店や手作りランチの店など、私も「行ってみたい!」と思いましたもんね。

 

住宅事情

海外投資家の購入で、「住みたい人が住めない街」になる危機すら感じられる東京都。

そして、廃墟化してしまう危機を逆転させ、町を活性化させた横須賀市

東京都の投資目的タワマンも、横須賀市の古い住宅再生の町も、「住むこと」が目的ではありませんが、投資ファーストなのか住民ファーストなのか、そして自治体は「どんな町を作りたいのか」、対照的な2つのニュースにちょっと考えさせられました。

 

京都市では2026年から「空き家税」(正規名称は「非居住住宅利活用促進税」)が始まるとのこと。

これは従来の空き家対策以外に、投資目的でタワマンを購入する歯止めのひとつになるのではないかなと思いました。

 

「空き家」「マンション高騰」など住宅に関しての問題は山積み。

日本の住宅事情はどこへ行ってしまうのか。

 

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あ~、米粉のベーグル、食べてみたい。

 

米粉じゃなくてもいいから、ベーグル食べたくなった。