今はオンライン授業がほとんどです。
「孫文」について学んでいます。
目次
孫文
孫文は親日家であり、1913年から1916年には日本に亡命しています。
日本人と幅広く交際していました。
犬養毅や実業家の梅屋庄吉(日活の創業者のひとり)、そして浪曲師でもある
彼らは孫文に資金援助もしていました。
宮崎滔天…?
宮崎滔天…
どっかで聞いたことあるような?
NHK朝ドラ『花子とアン』
今、夕方の朝ドラ再放送は『花子とアン』です。
私は本放送の2014年の頃には見ていませんでしたが、2017年に再放送でBSプレミアムでやっていた時に見ていました。
で、その『花子とアン』で、宮崎滔天がどう絡んでいるかというと。
花子の親友である白蓮(演:仲間由紀恵氏)が、福岡の炭鉱王である伊藤伝右衛門(ドラマでは違う名前)という夫がありながら、帝大生の宮崎龍介(ドラマでは違う名前)と駆け落ちをします。
いわゆる白蓮事件です。
宮崎龍介…
どっかで聞いた名前?
宮崎〇介は、ふ~りん問題で騒がれた元衆議院議員だけど。
宮崎滔天(みやざきとうてん)
白蓮と駆け落ち結婚した宮崎龍介の父親が、孫文や蒋介石を援助した宮崎滔天です。
宮崎滔天は浪曲師であり、辛亥革命を支えた革命家でもあるのです。
ドラマ『花子とアン』は今まさに白蓮と宮崎龍介が駆け落ちした白蓮事件の真っただ中です。
大正10(1921)年のその白蓮事件について宮崎滔天は、子育てについて放任主義であったため、何も知らず、新聞に掲載された絶縁状を見て驚いたそうです。
皮肉にも宮崎滔天は、浪曲師として博多講演をした時に白蓮の夫である伊藤伝右衛門にご祝儀をもらっていました。
ただ白蓮については、事件前から同情を寄せており、駆け落ち後に龍介と引き離されて実家に監禁されていた頃の白蓮に一家で励ましの手紙を送るなど、家族として暖かく迎え入れています。
宮崎滔天は大正11(1922)年に亡くなりますが、昭和31(1956)年の孫文誕生90年の祝典に息子の宮崎龍介・白蓮夫妻が招待され、毛沢東、周恩来と共に臨席しています。
おまけ
余談ですが、ドラマ『花子とアン』で、白蓮と駆け落ちする帝大生宮崎龍介(ドラマでは違う名前)を演じている俳優さんは国木田独歩の玄孫だそうです。
孫文について、授業を受けていたのに、途中から『花子とアン』に気持ちが飛んでしまいました。
私って本当にミーハーです。
『花子とアン』、2017年に見ていたのに、今また時間のある時には夕方の再放送を見ています。
主人公の花子より白蓮の物語の方が面白い。
さぁ、今日も見よう。
孫文を援助した日本人、梅屋庄吉についてはまた語りたいと思います。
そのうちに。