垣谷美雨さんの『うちの父が運転をやめません』を妹から借りて読みました。
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2020年に単行本化されて、その後加筆修正して2023年に文庫本化されました。
この先ちょっとネタバレあります。
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タイトルどおり、主人公の父親が78歳になっても車の運転をやめないという物語です。
父親は、田舎に住んでおり買い物するにも病院に行くにも🏥車が必要なのです。
富山に住んでいる私の叔母も80代だけど運転をしていると言っていたなぁ。
車がないと病院にも行けないからと。
先日は、同じ垣谷美雨さんの『墓じまいラプソディ』を読んだのですが、今回の『うちの父が運転をやめません』の方がわかりやすかったし、私好みの物語でした。
父親の運転をやめさせるために息子である主人公が奮闘する話かと思いきや、物語の軸は「買い物難民」をなくすための奮闘になり、最後は主人公夫婦の生き方も変えていきます。
高齢者に「危ないから運転をやめろ」と言うのは簡単だけど、それぞれに事情がありうまくはいかない。
垣谷さんの本は、身近にある問題、誰にでも起こり得る問題を提起して、結局はまるっと治まるハッピーエンドが多いのです。
『うちの父が運転をやめません』もその類なのですが、この本の結末は、私たち夫婦にもどこか似ていて親近感を覚えました。
垣谷さんの本では『老後の資金がありません』が天海祐希さん主演で映画になりましたが(とても面白かった。複数回視聴しました。)この『うちの父が運転をやめません』もぜひ映像化してほしいです。
『定年オヤジ改造計画』はNHKオンデマンドで視聴しましたが、イマイチだったかな。あくまで私個人の感想です。
ジム友さんは80代前半まで運転をしていましたが、お孫さんに説得されて運転をやめました。
今は歩いてジムに通っていらっしゃいます。
徒歩15分だそうです。
歩けば、行き帰りも運動になるよ。