先日の「母の日」を前後して「友達親子」についての記事をいくつか見かけました。
子どもと親の関係性について近年、友達のような関係性の親子、いわゆる「友達親子」という言葉がよく聞かれます。
今や、思春期の登竜門である「反抗期」が、男女差なく約2人に1人が「なかった」と答えているそうです。
反抗期がなかったからといって、その後の成長(自立心など)に支障がでることはないという最近の研究でした。
目次
映画『母性』
映画『母性』を見ました。
祖母役に大地真央さんと高畑淳子さん、大地真央さんの娘役に戸田恵梨香さん、その娘役に永野芽郁さん。
この映画、「好き」とは言えません。
途中とても辛いのです。
私は視聴する前から内容が想像できたので、見る気はなかったのですが、たまたま他の作品を視聴していたら、そのままこの映画『母性』が流れてしまい、つけっぱなしにしているうちに目が離せなくなってしまいました。
子離れできない母親以上に、母離れできない娘の心情が、とてもとても辛くて、メンタル弱い方にはこの映画をお薦めできません。
ただ、考えさせられる内容でした。
演技者の方々がとにかく素晴らしい。
戸田恵梨香さんの老け地味メークも完璧で、インテリアや料理などの細かいこだわりにも私好みです。
時代は過去の学生運動などの話からして、1970年代でしょうか。
母と娘
少し昔の「マザコン」という言葉は母親と息子の関係をイメージしました。
しかし最近の「友達親子」や「一卵性親子」は母親と娘の姿が浮かびます。
北海道で通っていたジムでも、現在通っているジムでも、母娘一緒にジム通いしている人たちが複数います。
常に一緒のプログラムに出て、お風呂でも共に行動している母娘です。
映画『母性』を見て、太地真央さんと戸田恵梨香さん、戸田恵梨香さんと永野芽郁さん、その2組の母娘が、ジムでお見掛けする母娘さんの姿がだぶりました。
私にも娘が2人います。
私も娘たちとジム通いした時期もありました。
しかし、私の娘たちはマシーンで黙々とトレーニングをするのが好きなタイプでしたから、プログラム好きの私とは別行動することが多かったです。
湊かなえ作品
湊かなえさんの小説が原作の『母性』
湊かなえさんは「イヤミス(読んだあとに嫌な気持ちになるミステリ小説)の女王」と言われてます。
私は『告白』も内容が苦手で、読んでもいないし映画も見ていません。
しかし、今回の『母性』で「#湊かなえ」「#戸田恵梨香」が脳内で検索され、湊かなえさん原作、戸田恵梨香さん出演のドラマ『リバース』をU-NEXTで全話イッキ見してしまいました。
なんだか後味の悪いドラマでした。
『Nのために』『夜行観覧車』など、これだけの物語を生み出せる湊かなえさんはすごい小説家です。
『母性』ではとくに戸田恵梨香さんの演技が素晴らしくて、見ていて心配になるほど。
確か、戸田恵梨香さんはこの映画の撮影終了後に体調を崩されたと記憶しています。
見ている私でさえ辛かったのですから、演じられた戸田恵梨香さんはどれほど大変だったかと思います。