今期のドラマはいろいろ面白い作品があって、私は何本も見ています。
配信で見ているので、視聴率貢献はしていないですが。
その中で三谷幸喜さん作『この世が舞台の楽屋はどこにあるのだろう』は、キャスト豪華すぎて、話が濃すぎて、初回見た限りでは「う~ん」でした。
ネットでの感想を見ると、評価は高くない。
キャストが菅田将暉さん(源義経)、小池栄子さん(北条政子)、坂東彌十郎さん(北条時政)、市原隼人さん(八田知家)、菊地凛子さん(のえ)、秋元才加さん(巴御前)、野添義弘さん(安達盛長)…とまるで大河ドラマ『鎌倉殿の13人』そのもので(笑)
それもそのはず、三谷幸喜さんが『この世が舞台の楽屋はどこにあるのだろう』の脚本を書き始めたのは『鎌倉殿の13人』放送中の2022年だそうです。
『この世が舞台の楽屋はどこにあるのだろう』は、劇団を追い出された主人公が新しく劇団を立ち上げる話。
旗揚げ公演がシェークスピアの『夏の夜の夢』

第3話、第4話と、物語が進むにつれて、私は夢中になってきました。
舞台を作りあげる過程が、懐かしかったのです。
ドラマは1984年。
私はそれよりさらに10年前の1974年に中学校の演劇部で、シェークスピアの『夏の夜の夢』をアレンジした『真冬の夜の夢』という作品を作りました。
菅田将暉さんの妖精パックの恰好が懐かしくて、懐かしくて、胸が熱くなりましたよ。

三谷幸喜さんは私と同じ年齢です。誕生日も数日しか違わない(笑)
子どもの頃は人形劇『新八犬伝』のファンであり、10代の頃には大河ドラマ『風と雲と虹と』『花神』『黄金の日日』『草燃える』『獅子の時代』に夢中になった…というのは、私も同じ。
そして、私と同じように1980年代を楽しまれたのでしょう。
『この世が舞台の楽屋はどこにあるのだろう』で、ご自身が生き生きと過ごした時期を描きたかったのではないかと想像します。
三谷さん、私なんかと一緒にしちゃってごめんなさい🙇
このブログは私の中学時代の仲間も読んでくれています。
『真冬の夜の夢』覚えていてくれてるかな?

