7月23日㈭のNHK『あさイチ』で愛知県の特集をしていて、その中で有松絞りを紹介していました。
亡き母の出身地である名古屋市の有松。
私も幼い頃から有松には何度も訪れていて、先月は何十年ぶりかに有松の母の生家跡へ行ってみました。
ちょうど「有松絞り祭り」を開催していたので、雨の中私も散策しました。
目次
名古屋の伝統工芸、有松絞り

私は小さな頃から母より嫌というほど有松絞りの自慢を聞かされていましたので、成人式の振袖は総絞りを選び、浴衣の有松絞りは私も妹も叔母から結婚祝いにもらいました。
有松絞りは、生地の凹凸(シボ)が生み出す涼しく軽やかな肌触りが最大の特徴です。
蜘蛛の巣のような「蜘蛛絞り」や、細かな点描が美しい「鹿の子絞り」、染め上がった模様が鳥の雛や貝の剥き身のような「三浦絞り」など絞り方のバリエーションが豊かです。

伝統工芸伝承の悩み
有松絞りの技術を後世に残すことはとても大事だと思いますが、職人さんの高齢化はどの伝統工芸でも悩みのようです。
江戸時代から400年の歴史がある有松絞り、100種類を超えるバリエーションがあるのですが、1人の職人はひたすら1つの技法を極めるという伝統の中で高齢化のためその技術の伝承が危機に陥っています。
70代で若手、80歳で半人前、90歳で一流職人という世界であり、現在では100種類から70種類ほどに減ってしまったといわれています。
最近の有松絞りは
『あさイチ』では若い女性に有松絞りが人気だと紹介していました。
女性の職人が作り出す有松絞りは、京絞りより庶民的で、もともとは深い藍色で染めた幾何学的な繊細な美しい模様が特徴でした。
ここ10年ほどでポップな物が登場して、若い女性に注目されたのでしょう。
布をひとつひとつ絞って作られるので手間がかかり高級浴衣に使われる物ですが、身近なところで使えるようにカラフルな色も登場して、また着心地も工夫され、洋服にも使われるように改良されました。

番組で紹介されていた大須賀彩さんは、母と一緒に見ていたYouTubeでそのお姿を私も何度も拝見していました。
小さな頃から絞り作りに関わっていた母はそのYouTubeを見て有松絞りの作り方のウンチクを語っていました💦
私も愛用、有松絞りの小物
名古屋に住む姉に送ってもらった有松絞りのマスクは今も愛用しています😊
使いすぎて、ボロボロになった後はパッチワークにして小物にリメイクしています。
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認知症が進んだ母は、いろいろなことを忘れてしまいましたが、自分が名古屋市有松で生まれ育ったということは最後までしっかり覚えていました。
有松絞りの技法も偉そうに語っていました。
しかし、結婚後福井に住んでいたことは忘れ、人生で1番長く暮らした金沢のことは覚えていたけど「金沢は甘エビが美味しかったことしか記憶にない」と言っていました(笑)
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