暮らしと勉強 Bettyのブログ

実家の母を介護するために北海道から引っ越してきました。実家の片づけと空いた時間の勉強をメインに綴っていきます。

鏡開きのおぜんざいと香川県のあんこ餅お雑煮

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本日1月11日は鏡開きです。

鏡餅ではありませんが、お餅が3つ残っていたので、おぜんざいを作りました。

 

小豆はもちろん北海道産。

まずはたっぷりの水で小豆を煮ます。

小豆は、よほど古い物でない限り、水につけておかなくてもちゃんと柔らかくなります。

1回めは渋抜きですから、沸騰してしばらくしたら、ゆで汁はすべて捨てて、また水から煮ます。(渋抜きを2回やる方もいらっしゃると思いますが、私は大ざっぱなのでいつも1回です。)

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沸騰したら、あとは長時間コトコトと煮ます。

長時間といっても1時間くらいでしょうか。途中で汁が少なくなってくるので、時々さし水をします。

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豆が柔らかくなったら砂糖をいれます。

味見をしながらお好みで。

小豆140gに対して、最初大さじ5の砂糖で味見をしたら、甘さがぜんぜん足りず、その後砂糖大さじ3を加えましたが、それでも甘さが弱い。結局合計大さじ10の砂糖をいれました。

砂糖大さじ1=9gですから、90gの砂糖をいれたことになります。

それでもかなり甘め控えめのおぜんざいになりました。お塩をちょっとだけいれました。

私は煮物は甘めにするのが好きですが、小豆は甘さ控えめです。「豆」の味と舌ざわりを感じたいので、お汁粉よりぜんざいが好きです。

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お餅をトロットロにするのがお好きな方もいらっしゃるでしょうけど、私はちょっと焦げ目のついたお餅が好きです。(お雑煮もそう)

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あまったおぜんざいを煮詰めて「あんこ」にし、明日の朝は小倉トーストにしようと思ったのに、食いしん坊の私はお鍋に残ったぜんざいもお餅なしで全部食べてしまった!!!

 

「おぜんざい」ではなく、あんこ餅をお雑煮にいれる習慣があるのが四国の香川県です。

私の義父も義母も北海道在住ですが、先祖は明治に四国からわたってきた移民です。

そして、結婚して初めてのお正月に義母が作ってくれたのが、「あんこ餅をいれたお雑煮」だったのです。

衝撃でした。

当時20代前半の私、生まれて初めてのお雑煮でした。

・・・食べてみると・・・う~ん・・・

もともとお雑煮大好きな私。普通のお餅が美味しい(笑)

でも義母は「うまいんだ、これが」と美味しそうに食べている。

こんなお雑煮初めて見たな、他にはないだろうな、と思っていたのですが、それから数年後テレビで、そして同じ時期にグルメ漫画で、「香川県のあんこ餅お雑煮」を知ることになります。

義母のご先祖様と現在が、あんこ餅お雑煮で繋がりました。

 

もともとアイヌ文化にお雑煮はありません。

北海道のお雑煮は、明治以降、いろんな移民たちの知恵と好みがごちゃまぜになった感じで種々多様です。

昔、うちの両親が主人に「北海道のお雑煮ってどんなの?」と尋ねたところ「主人は豚肉でダシをとるんです。」と答えました。

私は「まさか。お雑煮は鶏肉でしょ。」と思ったのですが、北海道人は豚肉が好きです。うどんにも豚肉をいれます。いれてみるとこれがけっこう美味しくて、今では私もうどんに豚肉をいれます。

北海道ですから、鮭をいれる人もいます。イクラをいれる人もいます。

イクラいれたお雑煮は私も好きですが、経済的に難しい場合が多い(笑)

私の亡くなった父は、富山県出身ですから、お雑煮にブリをいれていました。

 

明治時代、北海道への移住者は東北出身者が多かったのですが、実は富山をはじめ北陸出身者もものすごく多いのです。

そして明治初期には四国出身者もまた多かったのです。

 

北海道移民の主要送出県(単位=戸)

1894~1898年

1905~1909年

1915~1919年

石川

富山

3新潟

4青森

福井

6秋田

8695

7351

6756

5988

5629

4804

富山

2新潟

3宮城

石川

5青森

6秋田

 9126

 8429

 7705

 6846

 6692

 6433

1青森

2宮城

3秋田

4新潟

5岩手

6山形

 11079

 11056

 10268

 9223

 7473

 6959

1~6計 

39223

1~6計

 45221

1~6計

 56058

7岩手

香川

9山形

10徳島

11宮城

12愛知

3229

3023

2630

 2448

 1947

 1824

7岩手

8山形

9福島

10福井

11岐阜

12徳島

 5157

 5003

 5001

 4121

 3377

 3103

7福島

富山

石川

10東京

11岐阜

12福井

 6686

 6370

 5473

 3332

 2830

 2752

1~12計

54324

1~12計

70984

1~12計

 83501

全国から

 72994

94758

           113602

上位6県

の比重

 53.7%

           47.7%

            49.3%

上位12県の比重

 74.4%

           74.9%

            73.5%

 

国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのレファレンス協同データベースに香川県から北海道への移住について次のような資料があります。

明治15年の北海道幌別への移住の動向がわかる資料
 ・「香川県立文書館紀要第2号」(香川県立文書館/編 香川県立文書館 1998年発行)に収録の「香川県人の北海道移住」
 (細川滋/著)(65~77頁)
 この資料には、 2章の「明治初期の北海道移住」で、「市史ふるさと登別」からの引用により、明治15年に那珂郡出身者を含む
  香川県関係者20人が幌別 へ集団移住したことについてふれている。
  また、明治16年に金刀比羅宮に奉納された絵馬「北海道札幌県胆振国幌別郡開墾略図」には、明治15年に那珂郡から移住した人の名前もみえるとしている。
・「新編丸亀市史 3(近代・現代)」(丸亀市史編さん委員会/編 丸亀市 1996年発行)に収録の「農業移民」(360~378頁)
この資料には、「市史ふるさと登別」からの引用により、明治15年に香川県関係者が幌別へ集団移住したことを伝えている。
  また、明治16年に金刀比羅宮に奉納された絵馬「北海道札幌県胆振国幌別郡開墾略図」についてふれている。
・「香川県史 5(通史編 近代 1)」(香川県/編 四国新聞社 1987年発行)に収録の「北海道移住と屯田兵志願」(451~464 頁)
 明治16年に金刀比羅宮に奉納された絵馬「北海道札幌県胆振国幌別郡開墾略図」についてふれている。
 ・「丸亀の歴史散歩」(直井武久/著 直井武久 1982年発行)
 「北海道開拓の先人たち」(76~84頁)には、明治16年に金刀比羅宮に奉納された絵馬「北海道札幌県胆振国幌別郡開墾略図」
  についてふれている。
・「大久保〔ジン〕 之丞資料 第3輯(讃岐移民団の北海道開拓資料)」(大久保 一,白川武/編著 多度津町文化財保存会 
  1981年発行)
 「はじめに」で、「北海道札幌県胆振国幌別郡開墾略図」についてふれている。 

引用:レファレンス協同データベース

 

 小豆と北海道の関係はこちらから

hiro-beans-attack-no1.hatenablog.com

 

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侍たちの北海道開拓

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